ゴルフ用語

2007.10.19

慣性モーメント

 ゴルフクラブのカタログを見ると、「慣性モーメント」という言葉をよく目にする。慣性モーメント(Moment of Inertia 頭文字をとってMOIと表記されることも)は物理の用語で、「ある軸の周りに回転運動をする物体の、回転に対する慣性の大きさを表す量」と辞書にある。ゴルフクラブの場合、この回転運動の軸はヘッドの重心点であることが多い。重心を軸として、フェースがトウ-ヒール方向にどれだけ動きにくいか(慣性モーメントが大きいほど、回転運動しにくい)。つまり、ボールが芯を外れたときに、どれだけフェースの向きがぶれにくく、ミスが少なくなるかということを、メーカーは謳っているというわけである。

 ちなみに、「キャビティバック」アイアンというのは、バックフェースの真ん中をえぐって、その重量を周辺部分に持っていくことで、慣性モーメントを高めるためのデザイン。ドライバーはなるべく軽い素材でヘッドを作り、余った重量をヘッドの内部に配置することで同様の効果を得る。「四角い」ヘッドのドライバーも、慣性モーメントをアップさせるのが目的だ。

 また、ゴルフクラブの慣性モーメントには、フェースの回転しやすさを表すものの他に、ネック軸を中心にフェースの返りやすさを表すものと、グリップエンドを中心にクラブ全体の振りやすさを表すものの2つがある。この3つの数値があらかじめわかっていれば、打たずともおおよその性能が推し量れるといっても過言ではない。

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