ゴルフ用語
2008.03.07
雨の日、あるいは大雨の翌日、フェアウェイの低くなった場所などに水たまりができることがある。これを「カジュアルウォーター(casual water)」と呼ぶ。
カジュアルウォーターは「ウォーターハザード以外のコース上で、プレーヤーがスタンスをとる前やとったあとに見える一時的な水たまり」と、ルールに規定されている。つまり、そこに水たまりがあるということが、目に見えなければカジュアルウォーターとは認定されない。スタンスをとったら地面から水が染み出てくる(のが見える)ならカジュアルウォーター、手で触れると湿っている、あるいは芝がスポンジ状に水を含んでいるが、スタンスをとっても水が染み出てこない場合は、カジュアルウォーターではない。
また、雪と自然の氷は、プレーヤーの判断でカジュアルウォーターかルースインペディメント(動かせる障害物)のどちらとしても扱うことができる。霜と露はカジュアルウォーターではない。
ちなみに、カジュアルウォーターは「異常なグラウンド状態」であるから、その中にボールがあれば無罰で救済を受けられる。バンカー内のカジュアルウォーターなら、そのバンカー内にドロップ。では、バンカー全体が大きな水たまりになっている場合はどうするか? この場合、1打罰でボールのあった場所とホールを結ぶ後方延長線上にドロップすることができる。