ゴルフ用語

2012.02.10

糸巻きボール

 ゴルフの歴史は、道具の進歩の歴史と言い換えることもできる。その中でもボールの進歩は、プレーヤーに多大な恩恵をもたらし続けている。かつて用いられていた「糸巻きボール(a wound ball)」も、当時としてはプレーに劇的な変化を与えたボールだった。

 糸巻きボールというのは、芯に細いゴムの糸を何重にも巻きつけて、最後にカバーをかぶせるタイプのボールのこと。1899年にアメリカのコーバン・ハスケルが開発した「ハスケルボール」がその元祖。それまでのボールに比べて、反発性や耐久力に優れ、飛距離が一気に伸びた。

 その後、1930年になって液体を封入した芯(リキッドセンター)を使用した糸巻きボールが開発され、飛距離だけでなくフィーリングやスピン性能がさらに向上した。その後、プロが糸巻きボールを使う時代は、1990年代後半まで続くことになる。

 ちなみに、現在、糸巻きボールがすたれた理由のひとつに、糸巻きはスピンが「かかりすぎる」ということが挙げられる。無駄なスピン量を減らすことでドライバーの飛距離が伸びることはわかっていたが、糸巻き構造ではその性質上、ロースピン化に限界があり、新たな材質・構造のボールの登場とともに、糸巻き時代は終焉を迎えた。

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