ゴルフ用語

2011.12.09

レイドオフ

 タイガー・ウッズをはじめ、現代のトッププレーヤーに共通するスウィングの特徴として、トップでクラブが「レイドオフ(laid off)」であることが挙げられる。

 layは「置く」という意味(過去分詞laidで「置かれる」)、offは「外れて」という意味なので、「レイドオフ」だと、トップでシャフトが正しい位置から「外れた」状態にあるという意味になる(シャフトがターゲットラインと平行な位置より左を向いていることを指す)。

 つまり、本来は「よくない例」を示す言葉だったのだが、現代になって「よい例」を示す言葉に転じたということ。これは、ドライバーヘッドの大型化と関係がある。大型ヘッドはヘッドが返りづらい傾向があるので、ダウンスウィングではできるだけシャフトの(フェースが開く方向への)ねじれを少なくしたい(ねじれが多いと戻るのに時間がかかり、ますますヘッドが返りづらくなる)。そのためには、シャフトがターゲットラインと平行なポジションより、意図的にレイドオフにしたポジションから切り返すほうがいい。それで、多くのプロが「レイドオフ」をスウィングに採り入れるようになったというわけだ。

 ちなみに、レイドオフによって最も成功しているプレーヤーは、やはりタイガー・ウッズであろう。タイガーはあまりにもスウィングスピードが速いため、ダウンスウィング中のシャフトのねじれ(+たわみ)が大きく、ヘッドが返りきらずに右にプッシュアウトすることが多かった。だから、ティショットでドライバーを使わないことが多かったわけだが、レイドオフを採り入れたスウィング改造の結果、近年はドライバーショットがかなり安定している。

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