ゴルフ用語

2011.07.01

ピンプレースメント

 カップの位置、つまり「ピンプレースメント(pin placement)」は、通常、毎日変わる。なぜ同じところに固定しないかというと、戦略性を変化させてプレーヤーに飽きさせないためということもあるが、いちばんの理由はグリーンの保護のためである。カップの周辺というのは、プレーヤーの踏圧が集中して、芝が傷みやすい。カップ位置をまんべんなくローテーションさせて、踏圧を分散させれば、1カ所だけ芝が傷むのを防げるというわけだ。

 グリーンの面積にもよるが、ひとつのグリーンに対して、設計時に想定しているピンプレースメント(エリア)は4~7カ所あるのが普通だ。7カ所あれば曜日ごとにローテーションできて好都合だが、芝の生育状況によって実際にカップを切れる場所は制限される。また、他のホールとの兼ね合いで(ハーフで手前、真ん中、奥のカップ位置が3つずつになるようにピンプレースメントを設定することが多い)、ホールによっては2、3カ所のエリアでローテーションせざるをえない場合もある。

 ちなみに、雨の日には(ピンプレースメントのローテーションとは関係なく)グリーンのいちばん高くなっているところにカップを切ることが多い。グリーンのアンジュレーションは、排水装置として機能する側面もあるので、その排水ルートの上流(つまり高い場所)のほうが乾きやすいからだ。その意味では、排水ルートが複数あって、梅雨時期など雨が続いても、カップを切れる場所が何カ所か確保できるグリーンが、設計的にいいグリーンといえる。

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