ゴルフ用語

2011.02.04

軟鉄

 言葉の定義からいうと、「軟鉄(soft iron)」というのは、不純物である炭素の含有率が少なく、比較的純鉄に近い鉄、ということになる。素材の性質として軟らかく、展延性(曲げ伸ばしのしやすさ)があるのが特徴……だが、ゴルファーにとっては、軟鉄鍛造アイアンの材料、といったほうが、通りがいいだろう。

 実は、軟鉄にも種類があり、アイアンヘッドの素材として主に使われるのは、炭素含有率がわずかに多い、「軟鋼(mild steel)」と呼ばれる、軟らかい炭素鋼である。

 軟鉄は、繰り返し曲げても折れないので、製品になってから、ライ角やロフト角を調整できるという利点を持っている。反面、鉄なので錆びやすく、クロムメッキなどの防錆処理が不可欠だが、それによってせっかくの素材の軟らかさを生かしきれないという側面もある。

 ちなみに、軟鉄アイアンは、「打感がいい(軟らかい)」ということで、ほとんどのアイアン素材がステンレスに変わった現代でも、手放せずに愛用するゴルファーは多い。ただし、このフィーリングの違い(軟鉄とステンレス)は、実際はとても微妙なもので、仮に目隠ししてテストした場合は、トッププロでもほとんど区別がつかないともいわれている。それでも、人間は先入観をプラスに転化することができるので、「打感がいい」と思い込むことで気持ちよくスウィングでき、それがいい結果につながるということは十分にあり得ることである。

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