ゴルフ用語

2010.08.20

スルーボア

 ゴルフクラブは、ヘッドとシャフト、それにグリップという3つのパーツからなる、構造としては単純なものである。それだけに、劇的な性能変化のためには、時として、伝統的な形状にとらわれない発想力が必要だ。「スルーボア(through-bore)」構造も、そうした革新的なアイディアのひとつである。

  スルーボアとは、シャフトの先端部分がヘッドを貫通する形で取り付けられている構造のこと。シャフト取り付け部分であるネックが不要となるので、その分、(特にアイアンで)ヘッドを低重心にできるというのが最大のメリット。これにより、伝統的な形状のクラブとは明らかに異なる性能を付与することが可能となる。

  ただし、スルーボアはライ角の調節ができない(ネックがないため)、シャフト先端のしなりが少なくなる(取り付け部分が長くなるため)、シャフト交換作業が通常より難しいなどのデメリットもあり、万能ではない。

  ちなみに、スルーボアを最初に採用したクラブは、キャロウェイ社が1988年に発売した「S2H2」アイアンである。その後、「S2H2」の技術を応用して作られたメタルウッド、「ビッグバーサ」(1991年発売)が全世界で大ヒットし、「スルーボア」という言葉も一般的になった。

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