ゴルフ用語

2010.04.23

ギア効果

 インパクトの瞬間、フェースがターゲットに対してスクェアで、かつフェースの真ん中(スウィートスポット)でボールをヒットすれば、ボールは目標に向かって真っすぐ飛んでいく。この時、もしボールをとらえるポジションがトウ-ヒール方向にずれると、その衝撃でフェースは向きを変え、それによってボールにはサイドスピンがかかる。このメカニズムを「ギア効果(gear effect)」と呼ぶ。

 例えば、インパクト位置がトウ側にずれると、フェースはヘッドの重心点を中心に開く方向に回転する。この時、ボールはフェースに密着しているので、摩擦の力によってフェースの回転と反対向きにスピンがかかることになる(この場合はフックスピンがかかる)。その結果、フェースが開いた分ボールはわずかに右に飛び出すが、サイドスピンによってボールは右から左に曲がり、ターゲット付近に戻ってくるのである(打点がヒール方向にずれた場合はこの逆になる)。フェースの動きとボールに加わるサイドスピンの関係が、ちょうど噛み合ったギアの関係と同じなので「ギア効果」というわけだ。

 ちなみに、フェース面のトウ-ヒール方向にかけて丸みをつけると、この効果はより強く働くことが知られている。ウッドのフェースにわずかに丸みがあるのは、この効果を利用して、ミスヒットしても打球をターゲット付近に集める工夫であるが、あくまでもフェースがスクェアであることが条件。インパクトでフェースの向きが開いていたり、かぶっていたりすると打球はターゲットから離れる方向に曲がってしまう(開くとスライス、かぶるとフックになる)。

ゴルフ用語集へ ≫≪ ゴルフコラムTOPへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー