ゴルフ用語

2010.02.05

角溝

 ゴルフ界で、最初に「角溝(square grooves)」の問題が浮上したのは、1989年のことだ。米PGAツアーが、ピン社の「eye2(アイ2)」アイアンを「止まりすぎる」という理由で使用禁止にしようとしたが、ピン社が提訴し、最終的にツアーでの使用が認められることになった(1993年合意)。

 角溝は、溝のエッジが鋭角なため、ボールのカバーへの食いつきがよく、特にラフからのショットで高いスピン性能を発揮する。近年、溝の1本1本を精密彫刻してさらにエッジをシャープにしたウェッジが登場し、ラフからでも楽々スピンを使ってカップに寄せるというシーンが増えたため、今年からプロツアーでは、ウェッジの溝に関する新ルールが適用されている。簡単に言えば、溝の角を滑らかにして、スピンがあまりかからないようにしたということである。

 ところが、すでに開幕している米PGAツアーで、フィル・ミケルソンを含む、数人のプレーヤーが「eye2」を使用したことで、再び議論が白熱している。「eye2」は、溝の新ルールの基準を満たしていないが、1993年のPGAツアーとピン社の合意によって、ツアーでの使用は認められているという、現時点ではイレギュラーな存在だからだ。現在(2010年2月5日時点)、PGAツアーとピン社との話し合いが続いているが、PGAツアーは「eye2」を使用禁止にする方向という。

 ちなみに、新溝のルールが一般アマチュアにまで拡大されるのは、2026年のことである。「eye2」は、ピン愛好家の間で現在でも人気があり、中古市場では割と数が出回っているので、興味があれば試してみるのもいいだろう。

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