ゴルフ用語
2009.12.11
80年代後半のバブル期は、ゴルフ場も集客率のピークで、予約受付はプレー日の3カ月前というコースがざらで、それでも予約開始と同時にスタート枠がすべて埋まってしまうような状況だった。また当時は、仮に当日予約をキャンセルすると、本来のプレーフィとほぼ同額の「キャンセル料(cancellation fee)」を支払わなくてはならないところが多かっため、暴風雨だろうがなんだろうが、とにかくプレーはキャンセルしないというのが普通だった。
その後、バブル崩壊とともにゴルフ場の集客はがた落ちになり、外資系ファンドのコース買収が進んだこともあって、各コースは次々と「キャンセル料」を廃止した。もちろん、少しでも予約を取りやすくするためである。
現在は、ネット予約などを使った複数のコースの「仮押さえ」を抑制するため、一部コースでキャンセル料を復活させているが、概ねほとんどのコースでキャンセルに対してフィは発生しない。
ちなみに、ヨーロッパでもアメリカでも、よほどの高級リゾートでない限り、一般のゴルフ場でキャンセル料をとられることはまずないと考えてよい。