ゴルフ用語

2009.10.16

ノーメッキ

 ウェッジを含むアイアンクラブのヘッドは、ステンレスまたは軟鉄製、つまり鉄でできているため、工場で成型したままの状態だと、当然錆びてしまう。市販のウェッジが錆びないのは、防錆のためのメッキが施されているから。しかし、90年代の後半から、プロツアーで通常のメッキ処理をしない、いわゆる「ノーメッキ(gunmetal finish, black nickel finish, black satin finish, etc.)」のウェッジを使うプロが徐々に増え始めた。理由は、メッキ素材の硬質感によってアプローチのタッチが出しづらい、あるいは、太陽光を反射してまぶしい(ために距離感が合わない)などさまざまであるが、デビュー間もないタイガー・ウッズが、ノーメッキウェッジを使用していたことの影響は少なくないだろう。

 プロ人気が高まるにつれ、メーカーは錆びるのを覚悟で、一般アマチュア向けにもノーメッキウェッジを市販するようになった。ところが、当初は、防錆のための加工をまったく施さない本当の意味での「ノーメッキ」だったため、あまりにも錆びやすく、錆びるのがわかっていたはずのユーザーからもクレームが相次いだ。そこで、現在では表面を薬品処理するなどして、ある程度錆びにくくしてあるのが普通である。

 ちなみに、メッキの厚さというのはおよそ0.01ミリほどしかなく、メッキの有無を人間が知覚することはできないといわれている。それでも、打感の「やわらかさ」に明らかに影響があるのは、メッキの「金属色」が「固い」というイメージを脳に与えるからである。また、メッキの有無ではスピンの量にも大きな違いはない。

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