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2014.01.16


ジャイアント馬場さんからクラブをもらいました!

現役時代は、日本男子バレーボールのリーダー的存在として知られた川合俊一さん。その後は、日本人初のプロビーチバレーボール選手として世界各国のツアーに参戦。引退後はタレントに転身し、スポーツキャスターやバラエティの司会などで活躍。アスリートならではのゴルフとの関わり方と、そのこだわりを訊いた。

“ある理由”がきっかけで、
約10年間ゴルフを封印していました

川合俊一 実は、一昨年まで10年間ぐらいゴルフをやめていたんですよ。以前、あるプロに打ち方を教わったんですが、練習場でドライバーとかすごい飛んで、その時はよかったんです。

 打ち方は、「目標から30度くらい左に思いっきり引っ張って打て」っていう指導方法で。野球でいうと、レフト側に打つ感じでボールはセンター方向に飛ぶ。それがゴルフだと、全部まっすぐ行くんですよ。しかも、思いっきり振っているからよく飛ぶんです。

 それで「これはいい」となって、次の週にコースに出ました。だけど、左に打つんだと思って左を見たら、大きな池がある。練習場ではまっすぐ行っていたから、入らないと思っても、池を見ちゃったらねえ……。それで少しだけ右側を狙って、左に行ったとしても池のフチぐらいにしようと。それでも左に打とうと思っているんですけど、スタンスが変わったから、どスライスになったんですよ。OBになって、それでびっくりしちゃって。「うわ、まずい! やっぱり左に打たなきゃいけない」と思ったら、今度は手首をこねちゃったんでしょうね、池の中にガチャーンと入っていって……。そこからどうしていいかわからなくなって、ドライバーが打てなくなりました。結局、その日はフェアウェイキープがゼロだったんですね。

 それで次の週もゴルフに行ったんですけど、またフェアウェイキープが1回もない。絶対どっちかに大きく曲がるんですよ。スタンスを戻しながらとか、いろいろ素人なりに考えるじゃないですか。でも全然ダメで、最終ホールで「これでフェアウェイキープできなかったら、もうやめてやる!」って宣言して、打ったら全然変なところに行って……。そこで、もう絶対にやらないってなったんです。

 それが一昨年、知り合いから「ゴルフのCS番組があるんで、出てくれないか」って言われたんですよ。「ぼく、10年やっていないからダメですよ。昔は85~86ぐらいで回っていたけど、今は絶対100なんか切れないですよ」って言ったら、「ちょうどいいですよ」って。ちょうど100切るか切らないかの人向けのレッスン番組だったんですね。それで出演したんですけど、10年前のクラブなんか持っていたら恥ずかしいから、買おうということになって……。で、買ったらやりたくなるじゃないですか。それからまたやり始めたんですよ。

ゴルフもバレーボールも
“ミス”が大前提のスポーツ

 ゴルフを始めたのは、バレーボールを引退してすぐだから27歳ぐらいですね。友人に誘われて、知り合いの方にクラブを揃えていただいて、いきなりのコースデビューです。打とうとして、なんか持ちづらいなと思ったらキャディさんが「グリップのビニールはがしたほうがいいですよ(笑)」って。初めてだから、ルールも何もかもわからないし、ドライバーをティアップして打つことすら知らない。キャディさんを2人つけて、1人はぼく専属でした。

 でもそのときに感じたのは、バレーボールは9メートル×9メートルみたいに、決められた狭いエリアでやっていたから、広いところでスポーツするって、すごい贅沢だし、広々としていて気持ちいいなって。バレーボールでサーブを思いっきり打ったらアウトになっちゃうけど、ゴルフはドライバーで飛ばせるじゃないですか。
川合俊一
 昔はミスするのが許せなくて、いつもイライラしていましたね。ゴルフって、素人はほぼストレスがたまるじゃないですか。ナイスショットのときはいいですけど、基本的に72で回って来ないといけないものを、72なんかで回って来られないじゃないですか。しかも、ぼくはその頃、90前後ですよ。そうすると20回ぐらいは失敗するわけだから、そのストレスが多くなれば多くなるほど、すごいイヤで。

 でもまたやり始めてわかったのが、「ゴルフはミスするスポーツだ」と。ミスが大前提なのは、バレーボールと一緒なんですよ。バレーボールって、相手をミスさせようと思ってプレーするわけだから。ずーっと両チームともミスがゼロだったら、永遠に続いちゃうんで、誰かがミスしなきゃいけないんですよね。うまくいったときに「あっ、うまくいった」ってよろこんで、ミスしたら「やっぱりな」って思えばいいんだって考えたら、気が楽になりました。


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