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2014.03.14


永井大「自称“佐伯プロのメンタルコーチ”です!」

ドラマや舞台で人気の永井大さんは、芸能界屈指のアスリートとしても知られる存在。プロゴルファーとの親交も深く、トーナメントで佐伯三貴プロのキャディも務めたという。そんな彼がこだわっているのはゴルフクラブ。役者とゴルフの共通点と、お気に入りのクラブについて訊いた。

佐伯三貴プロのキャディをして
見事MVP獲得に貢献

永井大 学生時代に家族でゴルフをした経験はありましたが、本格的にスタートしたのは5年前くらいからです。僕が20代の頃は、まだ若者がゴルフをするという環境がなかったんですが、テレビ業界もゴルフ好きな方たちが多いですし、ラウンドのお誘いが増えてきて、ゴルフでコミュニケーションという年齢になったんだという感慨がありました。また、プロアマやチャリティゴルフみたいなイベントに呼んでいただくことも多くなって、プロの方々とご一緒する機会が増えたこともすごく刺激になりましたね。

 昨シーズン2勝した佐伯三貴プロとは、もう3~4年くらい親しくさせてもらっていて、2011年の日立3ツアーズでは、1日だけですがキャディをさせてもらいました。専属キャディもいらっしゃるんで、軽い冗談のつもりでお願いしてみたんですが、「本当にやってくれるんですか?」って(笑)。

 その時は、グリーンの傾斜や芝目を読むという専門分野では役に立てないので、もっぱら応援するつもりでバッグを担いだんです。でも、だんだんプライベートのときのノリになってきて、9ホールマッチなので、「5アンダーで回れば間違いなく優勝に絡むと思うからね」とか、バーディチャンスには「とりあえず入れてみせてよ」とか、2アンダーになったら「次、3つ目行って!」とか、もう言いたい放題言ってしまいました(笑)。でも、本当に5アンダーを出して、LPGAチームが優勝。MVPは佐伯プロが獲ったんです。もしかして、僕の発破が効いたのかも(笑)。

 佐伯プロとは、シーズン中もよく連絡を取り合います。メンタルコーチなんて言うと怒られそうですが、僕自身は彼女の心の相談役を自認しています。もちろん彼女には、プロフェッショナルのコーチがついています。でも、そういう方たちとはまったく違うリラックスさせる方法を、僕なら持っていると思っているんです。調子が悪くて悩んでいるときでも、「今夜はとりあえず優勝した時のガッツポーズ練習しながら眠りなよ」って。2012、2013年は複数回優勝を遂げていますが、僕がリクエストしたガッツポーズを見せてくれたこともありました(笑)。

ゴルフも芝居も“練習”が命
場数を踏めば不安もなくなります

 永井大 佐伯プロへのアドバイスは、僕自身が空手や役者の仕事のなかで学んだことだったり、柔道の世界チャンピオンの友人の話とかから教えられたことが参考になっています。役者業もゴルフと同じで、“練習量”に尽きると思うんです。たとえば、TVドラマの撮影はあまり練習時間がありません。一方、舞台の仕事は一カ月前に台本をもらって、稽古も一カ月できる。だから、メンタル的には舞台の方が楽なんです。

 ゴルフでも練習不足とか、久しぶりのラウンドだと、ティショットで緊張しますよね。でも、立て続けにラウンドできていれば、ティショットが当たらないかもなんていうイメージは出てこない。そこは芝居の世界と似ています。ドラマも場数を踏んでくると緊張の度合いが和らぎます。そうすると自然にピンチを凌げたりもするんです。

 時代劇の殺陣も好きな芝居です。ゴルフで、プロとアマのアドレスの構えがあきらかに違うように、刀を構えても武道経験者とそうでない人はすぐにわかってしまうと思うんです。「絶対、やってなかったでしょ」みたいな(笑)。僕は剣道ではなく空手ですが、武道経験者のプライドとして体捌きや呼吸なんかは、“上手そう”と見えるようにこだわりたい。刀を止める瞬間のクッとした動きとか、対峙したときにスッと半身に肩を入れるとか。そこは、プロゴルファーの方々のクラブ捌きとか、アドレスまでの間のつくり方とかに、大いに学べる部分だと思っています。


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