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2013.05.15


試合の解説をしていたら、ゴルフが上手くなった!

 トーナメントの解説や情報番組のゴルフコーナーで、独特の視点と軽妙な語り口が人気を博しているタケ小山さん。そのタケさんの書籍『ゴルフは100球打つより見てなんぼ!』が、5月17日に発売になった。単身渡米し現地で試合を戦い、なおかつ解説者としても活躍という波乱万丈のゴルフ人生、さらにはその経験と解説者ならではの切り口で書き上げられた著書について語ってもらった。

プロを目指したきっかけは
城達也の『ビッグイベントゴルフ』です

“タケ小山”って、ゴルフネットワークの解説や、関口宏が司会をしている『サンデーモーニング』で、エラそうに好き勝手なことを喋っているけど、いったい何者なの? そんな風に思っているゴルファーの方は多いんじゃないかな。これを機会に、ちょっと自己紹介させてもらっちゃうと、ボクはれっきとしたプロゴルファーです。といっても、ボクがプロとして主戦場としてきたのは日本じゃなくて、米国を中心とした海外なんです。

タケ小山 真剣にゴルフを始めたのは高校生になってから。学校にはゴルフ部がなかったので、家の近くの練習場で夜8時ぐらいから球を打って、営業が終わると、球拾いのアルバイト。そんな毎日を過ごしていたんです。「プロゴルファーになりたい」と思ったのは、毎週末の夜に日本テレビで放送されていた『ビッグイベントゴルフ』という番組がきっかけ。米ツアーを中心に、海外の試合をダイジェストで放送していたんだけど、日本のトーナメントと違って向こうのゴルフコースは一年中、芝が鮮やかな緑色で美しいでしょ。それに観客も髪を虹色に染めた人がいたりと、日本にはないものばかりでカルチャーショックだった。だから、最初から「プロになって、アメリカでゴルフをしたい!」という気持ちが強かったんです。

日本で試合に出られないなら
アメリカで出よう! って思ったんです

大学2年のときにプロの研修会に入り、今でいう“プロ宣言”。日本で出られる試合なんかなかったけれど、ふとハワイアン・オープンの本戦に出場するための、マンデー予選に出られないかと思ったんです。調べてみたら日本でプロテストに合格していないとダメっていうことだったんですが、そんなのオカシイと思ったボクは、大会を統括していたPGAツアーのハワイの現地本部に直接電話をかけちゃったんです。そしたら、FAXでエントリー用紙が送られてくるじゃないですか。本当に出場できるのか、さすがに不安でしたけど、スタート表に名前を見つけたときは嬉しかったなぁ!

よくよく調べてみると、他の試合もマンデーならほとんど出場が可能ってことがわかって、大学を卒業して3年後の89年に単身渡米。夢だったアメリカでのプロ生活がスタートしたわけです。

でも現実はやっぱり厳しかった。試合に出ても思うように賞金を稼げず、日本から持っていったお金もすぐに底をついて、妻の預金も使い果たしちゃって。本当にその日暮らしの生活でしたね。朝・昼・夜と3食ハンバーガーなんて当たり前。仲の良かった米国人2人とミニツアーを転戦していたときは、1泊40ドルぐらいのモーテルに泊まって、お金のある2人は15ドル払ってベッド、ないヤツは10ドルで床にマット敷いて寝るわけですよ。

上位30位以内に入ればエントリーフィぐらいは戻ってくるけど、他の経費を差し引くと完全に赤字。「これはとんでもないところに来ちゃったゾ」と思いました(笑)。それでも数年後には少し稼げるようになって、93年頃にはアメリカを拠点にカナダや豪州、アジアにも転戦しました。


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