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2013.04.15


主人とのなれそめはゴルフだったんです!

古市さんの言葉で
“ひとりじゃない”と気づかされました

まだ現役の頃に、雑誌で古市忠夫さんの特集を読んだんですけれど、そこに心に響く言葉がたくさんあったんですよ。とても気に入ったので、その記事を切り取って、心が揺れたときによく読み返していました。

著書の『「ありがとう」のゴルフ』(ゴルフダイジェスト社)でも語られていますけれど、一番心に響いたのは「感謝の気持ち」なんです。テニスコートに立っているのは1人だけれど、それは色々な人の支えがあってのことで、スタッフやファンの方など周りの人への感謝の気持ちを忘れちゃいけない。自分も調子のいいときは、人に対してすごくやさしい気持ちになれたり、感謝できているんですよね。でも調子が悪いときって、スタッフとうまくコミュニケーションがとれてなかったり、物事がうまくいかなかったりする。そういう場合は、感謝の気持ちが足りていないんだなぁって改めて思わされました。

古市さんの言葉に出会ってからは、コートに入るときに「ほんとうにありがたい、ここでプレーできることはありがたい」って思うようになりました。そこからやっぱり、気持ちの入り方っていうのが変わってきたように思います。

当たり前のように競技していましたけど、このレベルでこれだけ長く、そんなにケガをすることなくツアーを回れたので、まずそこに感謝ですし、そういう機会を与えてもらえたことにも感謝すべきだって、いまはそう思うんですよね。

ナイスショットの余韻に
毎回、浸っています!

もうひとつ印象に残っている言葉は「入らないなって思っているパットなんか絶対入らない」です。ゴルフもテニスもイメージが大切ですから、とくに実感できました。自分の頭でイメージしたものより良いものができるなんてことは、一流選手でもなかなかないんです。フロックでたまにあるかもしれないけど、それは実力ではありません。

杉山愛 いかに良いイメージを持って、自分の実力に近いものをパフォーマンスとして体で表現していけるかっていうことなんですよね。できないって思ったらもう絶対できないけど、できるって思ったらチャンスがある。必ずできるかはわからないけど、できるチャンスがある。そんな古市さんの教えを胸にテニスを頑張ってきましたが、ゴルフもこの精神でいきたいと思っています。

ゴルフのいいところは、腕前のレベルが違ってもハンディキャップがあるから、一緒に楽しめるところ。あとはナイスショットの快感です。会心のショットがひとつあれば、そのワンショットを延々と話せるじゃないですか(笑)。意外と、テニスってそういう“一打”がないんですよ。

会心の一打をハーフのランチで語り、終わってから家で語り、寝る前には思い出して余韻に浸れる。そして満足のいくラウンドができたときは「コーチのおかげだよ」って主人と話したりして、本当にいま、ゴルフライフが充実しています。古市さんの「ありがとう」の気持ちを忘れずに、もっともっと、ゴルフを楽しんでいきたいですね。

写真:岩村一男
撮影協力:PIGAゴルフアカデミー

 

 

「ありがとう」のゴルフ「ありがとう」のゴルフ
古市忠夫・著
阪神淡路大震災で被災した「カメラ屋のおっちゃん」こと古市忠夫。彼に残されたのは、3人の家族と、車のトランクのクラブセットだけだった。前向きな心と感謝の気持ちを武器に、60歳でプロになった男が語る奇跡のゴルフ上達法。


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