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2013.02.15


F1もゴルフも気持ちが高ぶるスタートが好き!

 日本人初のF1フル参戦ドライバーとして、F1ブームの立役者ともなった中嶋悟さん。レーサーとして活躍しながらもゴルフに情熱を注ぎ、ベストスコア72、ハンデ8という腕前に。引退後も精力的にラウンドを重ねる中嶋さんにも、意外な悩みがあるらしく……。

F1のレース後は体をほぐすために
3日連続のラウンドが日課でした

ゴルフは、クルマの次に好きな “第二の趣味”で、年間ラウンド数は50回くらい。とくに今年はラウンド回数が多くて、もう16回くらいまわっているんです。この間はちょうど雪の日にあたっちゃったんですけれど、それでもプレーしましたよ。すぐにグリーンが雪で埋もれちゃうんで、竹ぼうきを持って、雪を掃きながらのラウンドでしたけれど(笑)。

中嶋悟 もともとはテニスが趣味だったんですけれど、ひじを痛めちゃって、それからゴルフを始めました。コースデビューは23~24歳くらいの頃で、スコアは108でした。かなり練習してからゴルフ場に行ったのを覚えています。

そこからは暇さえあればラウンドしていました。日本はもちろん、イギリス、アメリカ、カナダ、フランス、スペイン、メキシコ、オーストラリアと、転戦先でもゴルフは欠かさなかったですね。とくに一時期滞在していたイギリスでは、月、火、水と「リハビリゴルフ」と称した3日連続ラウンドが日課でした。カーレースは通常、金曜日から日曜日で行われるので、疲れてクタクタになった身体を、ゴルフで徐々にほぐしていったんです。時差があるところは2~3日早めに入ってラウンドするので、時差解消の効果もあったんじゃないかな。

思い出深いのは、メキシコグランプリで訪れた標高2000メートルのゴルフ場。空気が薄いから、面白いくらいに飛距離が出る。いつもより2番手くらい飛ぶんですよね。ただ、当たり前なんだけれど自分以外の人も飛ぶから、それに気が付いたらちょっと覚めちゃったけれどね(笑)。

“日本一格好悪いスウィング”って
仲間からは言われてます

ゴルフの魅力のひとつは、勝負の楽しさですね。もともと勝負事が好きだっていうのもあると思うんですが、一緒にラウンドする人と勝った、負けた、ってやっているのが面白い。もちろん負けると悔しくて、とくに自分のミスで負けるのは悲しくさえなります。土壇場でスリーパットしちゃったりすると、カーッと熱くなることもありますよ。

中嶋悟さん あとは、1番ティのティグラウンドに立った時の昂揚感。「さぁいくぞ!」ってワクワクするんです。F1でも、レースのスタートの瞬間が大好きだったんですよ。1番ティもスターティンググリッドも、ここからすべての勝負が始まるという、気持ちの高ぶる場所だから好きなんですよね。

ドライバーにも自信があって、飛距離は200ヤードくらいに落ちてしまったけれど、ほとんど曲がりません。ゴルフを始めた頃に行っていたのがフェアウェイの狭いコースだったので、そこで慣れたのが良かったんですね。

飛距離が落ちてからは、ミドルホールの2打目にアイアンを使うことがなくなってきました。もっぱら頼りにしているのは、7番ウッドですね。今日持ってきたウッドは8年くらい使っている愛用品なんです。

僕のスウィングは仲間から「日本一格好悪い」スウィングと言われています。うれしくはないけれど、誰からも教わらず、我流で作り上げたものなので、まぁ仕方ないかなと諦めています。それでもスコアはいいもんだから、ある友達が悔しがって僕のスウィングを動画にとって分析したんですが、そうしたらインパクトまでは問題ないらしいんですよ。どうやら、フォローが格好良くないみたいなんです。
思えば、きちんとフォローをとらないし当たったら歩き始めちゃうような感じだから、そりゃ見栄えはしないわけですよね。いまではテレビなどで映る自分のスウィングは見ないようにしています(笑)。


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