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2013.01.15


“女性らしくないゴルフ”を卒業したい!

シドニーオリンピック競泳のメダリスト・田中雅美さん。引退後すぐにはじめたゴルフだが、コースデビューにはほろ苦い思い出があるとか……。そこからゴルフに夢中になっていったきっかけ、水泳とゴルフの意外な関係性、そして運命的なゴルフ本との出会いを語ってくれた。

競泳選手は上半身が柔らかすぎるから
オーバースウィングになるんです

私の初ラウンドは、ちょっぴり悔しい思い出です。8年前、出演していたラジオ番組のコンペに誘われたのですが、スコアは散々。150くらい叩いてしまって、恥ずかしい気持ちと、プレーが遅くなってしまい一緒に回っている方に申し訳ないという思いで、ゴルフを楽しむ心の余裕がなかったんです。

“女性らしくないゴルフ”を卒業したい!

本格的にゴルフにハマっていったのは、2度、3度とラウンドを重ねるうちに、マナーやルールを覚えてプレーに集中できるようになったのと、ドライバーショットの快感を味わってからですね。とくにドライバーは、いい当たりが出て「ナイスショット!」とか「いいね!」なんて褒めてもらっているうちに、どんどん気持ちよくなっていっちゃって(笑)。どんなにスコアが悪くっても、ドライバーさえよければその日一日、気分がいい。会心の一打に酔えるタイプなんです、私って(笑)。
もちろん、一番好きなクラブはドライバー。飛距離は200ヤードくらいなんですけれど「本気で練習すれば、もっと飛ぶよ」っていわれたこともあります。大好きだから、朝イチのティショットだって緊張しません。むしろ、いい球が出るといいな、ってワクワクしながら振っている感じですね。

でも悩みがあって、競泳選手だったので上半身が柔らかすぎるんです。贅沢な悩みだと思われるかもしれませんが、意識しないでテークバックすると、トップでヘッドが自分で見えるくらいのオーバースウィングになっちゃうんです。そうすると軸がブレやすくて、どうしてもミート率が落ちてしまう。だからできるだけ、肩を回しすぎないように気をつけています。

水泳選手の柔軟性と
体幹の強さがゴルフに活きるのかも

よく「女性らしくないゴルフ」だね、っていわれるんです。それって、少し複雑というか、ショックですよね(笑)。でも、自分でもその理由はわかるんです。池があれば大きな番手で池越えにチャレンジするし、打ちにくい状況でも、とにかくピンを狙って攻めてしまう。パターも強気だから、いつもオーバー。一緒にラウンドしたプロゴルファーの藤島妃呂子ちゃんには「負けず嫌いがゴルフに出ているよ」なんて指摘されました。

だから苦手なのはアプローチとパターです。どちらも、より繊細なイメージ作りが必要じゃないですか。技術が伴わなくて距離感が合わないのもあるのですが、いつも課題が残ってしまいます。

ベストスコアは100ちょうどなんですけれど、そのラウンドは前半が45だったんですよ。「これなら100切れるぞ!」って自信満々で後半に挑んだんですが、最終の18番で痛恨のトリプルボギー……そこでもグリーンまわりで失敗してしまいました。さすがにガックリきましたね。ゴルフの神様に「お前にはまだ早い、精進しなさい」って言われたような気持ちになりました。

同じ水泳選手では、私の友人のエド・モーゼスというメダリストも、水泳をやめたあとはプロゴルファーを目指していました。水泳選手は柔軟性があるし、筋肉や体幹の使い方を把握しているのがゴルフに活きるのかもしれませんね。


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