My Selection

2012.08.20


クラッシッククラブ、陳清波プロのスウィング・・・・・・永遠に美しいものに魅かれるんだ

パターはL字型、サックスは銀
このこだわりは譲れない

僕の使っているアルトサックスのボディはステァリングシルヴァー。一般的には銅製が多くて、こっちのほうが軽いし、金属がよく振動するので吹きやすい。でも、銀製の音色の艶っぽさに惚れちゃったんで、これはもう譲れない。ゴルフクラブに対しても一緒だね。

渡辺貞夫さん 昔の職人の手仕事のよさがあるクラシッククラブに特に目がなくて、1980年頃は海外に行ったときに、あちこち掘り出し物を探し歩いた。美しいクラブが手に入ると、今日お邪魔している南麻布の「グリーンスポット」の地神くんのところに持っていって見てもらうんだ。クラブ職人の彼と30年以上つきあっているけど、彼とゴルフの話をするのはいつも楽しい。

パターは未だにL字一筋でね。一番長く使ったのは、ジャック・ニクラスが使っていたのと同型のジョージ・ロゥ。友達の家の玄関に無造作に置いてあって、「あれあれあれっ」と興奮して言ったら、「持ってっていいよ」って。彼が、クラシッククラブに無頓着な人で、すごくラッキーだったね。

今のエースはスコッティ・キャメロン。もちろんL字で、スコッティから直接削っていただいたうちの1本。僕は毎年、浜松シーサイドGCでライブをやらせてもらっていて、今年で11回目になる。2006年にスコッティ・キャメロンミュージアムがコース内にオープンして、キャメロンのファンミーティングが始まってから、ライブ&ミーティングってことで僕とスコッティの合同イベントになって、それが縁で親しくなった。

僕と友人のクラシッククラブコレクターの上野喜久雄さんとやっている渋柿会っていうパーシモンと軟鉄マッスルバックアイアンのコンペにも、スコッティが一度自前のクラブで参加してくれてね。彼はスクラッチプレーヤーなんだけど、パーシモンにマッスルバックの古いクラブでも、スコアが変わらなかった。彼は、ホント素晴らしい人です。

陳清波プロの連続写真を
必死に真似した

クラシッククラブだけじゃなく、ゴルフ本も海外に行くといろいろ物色してくる。おもしろいゴルフの画集(写真は渡辺さん所有の写真集、「MOST DIFFICULT GOLF COURSE」。ありえないホールを紹介したゴルフ場のパロディ本)とか見つけると、もう買わずにいられない。レッスン書も色々読むんだけど、特にバイブルにしていたのは、ベン・ホーガンと陳清波プロの本だね。

渡辺貞夫さん 僕がゴルフを始めた頃って、情報源は本しかない。『モダン・ゴルフ』はポケット版を旅行カバンに入れていて、時間があると、どこでもちょこちょこ読んでいた。

陳さんの『近代ゴルフ』は写真が豊富で、スウィングの連続写真は、穴があくほど見て、参考にした。当時、TVもゴルフ番組っていうと、1966年頃は、朝5分間の陳さんのレッスン番組だけで、これもよく見ていたね。
ただ本は一生懸命真似しているつもりでも気がつかないことが多い。実際に陳さんとお会いするようになってみると、いろいろ勘違いしていることがあったね。オーガスタに行く前にドローを打つために改造したグリップも、つい最近陳さんに「これはフックグリップですね」とスクェアに手直しされました。

陳さんの『近代ゴルフ』は友達に貸したら結局戻ってこなかった。今回『いちばん美しいゴルフの基本』(ゴルフダイジェスト社・刊)を久々に読み返して、陳清波プロのきれいなスウィング写真に目が釘付けになりました。

今年の5月に箱根GCでザーザー降りのなか、9ホールだけ一緒に回ったんだけど、陳さんはぜんぜん力みのないスウィングで、いつも僕より20ヤードくらい飛んでいた。陳さんは今82歳。プレーする度にエージシュートと陳さんと親しい人が言ってたなあ。

僕も来年80歳。これからは陳さんを見習ってエージシュートを目標にしてみようかな。

撮影協力/GOLF CLINIC「Green Spot」
〒106-0047  東京都港区2-10-2シェラン南麻布1F
TEL&FAX 03-3457-7775

 

 

「陳清波 いちばん美しいゴルフの基本。」「陳清波 いちばん美しいゴルフの基本。」
陳 清波・著
1960年代を中心に日本のトッププレーヤーとして活躍した陳清波。日本留学を決意した若かりし頃の話や、日本オープン優勝、マスターズ出場の海外遠征など、彼の活躍の舞台裏にあったエピソードを集約。さらに、いまも不変・不滅の基本、スクェア打法を徹底解説。


前ページへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー