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2011.12.15


ゴルフはプラス思考、ナイスショットしか覚えていません

 ブリキのおもちゃコレクターとして世界的に知られる北原照久さんがゴルフを始めたのは56歳の時。レートビギナーだが、サーフィンが趣味というスポーツマンだけあって、今ではシングル目前の腕前だ。
多数のテレビやラジオ出演、講演などを抱える北原さんのゴルフライフについて聞かせてもらった。

56歳から始めたゴルフ。
初ラウンドでのナイスショットで楽しくなった

北原照久 僕がゴルフを始めたのは56歳のときなんですよ。それまでは「ゴルフなんかヒマなやつがやるんだ」なんてずっと言っていたし、まったくやらなかったですね。

もっとも、僕は37歳で独立して、47歳までの3650日、1日も休まないくらい仕事に集中していたので。それで10年経って、今度は『開運!  なんでも鑑定団』が始まっちゃった。だから休みが余計になくなったんだけど、50歳を過ぎて、「自分の時間を持たないといけないな」と思うようになりました。

その頃、横浜の元町にある「バッグのキタムラ」さんのコンペに呼ばれたんです。とはいっても僕はコンペではなく、前夜祭に参加するため。51歳で覚えたギターがもう人前で弾けるようになってきていて、ザ・ワイルドワンズの鳥塚しげきさん、ヴィレッジ・シンガーズの小松久さんと3人で盛り上げました。

その夜は川奈ホテルに泊まって、次の日1番ホールに見に行ったんです。僕は、コンペに出るぐらいだからみんなゴルフが上手いと思っていた。ところが、右に行く、左に行く、チョロる……といった有様。それでも皆すっごく楽しそうなんですよね。それを見て、主催者の北村さんに「僕もゴルフやろうかな」って言ったら、キタムラのバッグにゼクシオのフルセットをプレゼントしてくれました。

それが11月頃のことで、初ラウンドは翌年の3月。握り方だけ教わって、ほとんど練習もしないで浜野GCに行きました。シュリンクっていうんですか、グリップとかヘッドに巻いてあるビニールがついたままで、キャディさんが「北原さん、これは外さなきゃダメですよ」って(笑)。  それでもちゃんと前に飛んだんですよ。初めてバンカーに入って、「こういうの難しいのかなあ」なんて打ったら、きれいにスポーンと上がりました。どれだけ上手いのかっていうくらい、ピンそばにビタッと。もちろん、スコアなんか数えられないぐらいだったけど、僕はプラス思考でいいイメージ、ナイスショットしか覚えていないタイプですから。それで、「面白いかも」と思って始めました。

「マイ・ルール」を守っているから
3パットはしません

北原照久 僕には「マイ・ルール」があって、ボールが10回続けて入るまでずーっとパター練習をやるんですよ、毎日。今もやっています。2メートル50センチのパターマットが、もうボロボロです。今はものの5分もかからない。テレビコマーシャルの間にできちゃうけど、最長で2時間半かかったことがあります。

九州の講演から最終便で帰ってきて、もうへとへとに疲れていたので1回寝ちゃったんですよ。それでも「マイ・ルール」だから、夜中に起きてやり始めました。でも入らないんです。8回までは行くんだけど、9回目、10回目で外れちゃう。だけど、人から言われたことじゃない、自分で決めたことだから、絶対に守ります。

こうやって続けていると、グリーンに立ったときに気持ちが違うんです。「俺は2メートル50センチを毎日10回続けて入れているんだ。こんなの入らないわけがない」って思って打つのと、「外しそうだなあ……」って思うのでは精神的に違いますよね。8年間毎日やっていますから。だから3パットはしませんよ。


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