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2011.04.15


ゴルフも料理も、まず自分が楽しもう!

「ムッシュ」の愛称で親しまれているフレンチの鉄人・坂井宏行さんは、中華の鉄人・陳建一さんらと毎年「ゴルフ合宿」に出向くほどのゴルフ好き。しかも、合宿中は1日2ラウンド、カートには乗らず、「ゴルフは歩いてナンボ!」というアスリート派だ。
しかし、プレースタイルは「スコアよりも楽しむこと」。料理を極めた鉄人が希求する「ゴルフの楽しみ」を語ってもらった。

「料理の鉄人・道場さんと陳さんとは
芝の上でもガチンコ勝負!」

坂井宏行さん 僕のゴルフデビューは、40歳を過ぎてから。独立した30代はとにかく必死になって働いたけれど、40代になって少し余裕が出てきて、料理のイベントなどにも呼ばれるようになった頃に、ゴルフのお誘いが増えてきました。

でも、「ゴルフをしない」と言うと、だいたい「えっ!? シェフはゴルフもできないの?」と冷ややかな反応。それが悔しかったので、すぐにウェアからクラブまですべて揃えてゴルフを始めました。

「止まっているボールを打つなんて簡単だろう!」と高を括っていましたね、想像以上にゴルフは難しかった。でも料理人は負けず嫌いですから、難しいゴルフに自然とハマっていきました。「せっかく揃えたクラブがもったいない」という思いもありましたが(笑)。

“料理の鉄人”仲間である道場六三郎さんや陳建一さんが、僕が始めるより前から、大のゴルフ好きだったことも影響しているかもしれません。料理に加えて、趣味のゴルフでも、“真剣勝負”というのが、いつしか僕らの間で定番となっていました。

僕は昔から運動が好きで、今でもジムに通って加圧トレーニングをしているくらいですから、当然ゴルフもアスリート系です。ここ5年くらいは、毎年陳さんを含め気の合う仲間4人で、「ゴルフ合宿」をしていますが、カート禁止で歩きが基本、早朝にコースに出て、毎日2ラウンドするという文字通りの「合宿」です。互いに体力も競い合っているんです。今年も、もちろん行きますよ!

「スコアばかりにこだわると
自分も周りも疲れてしまう」

坂井宏行さん アスリート系とはいえ、僕のゴルフスタイルは、スコアよりも楽しむこと。合宿の時は、仲間と一緒にその土地の美味しい料理を食すというのが、料理人である僕たちのゴルフライフです。

料理もゴルフも、結果が良いか悪いかは、自分次第。修行をし、技術を磨き、自らの体調を整えて万全で臨むという姿勢が大切です。でも、最終的には自分が楽しめなければ、意味がないと思うんです。

料理を食べに来てくださっているお客様には、それぞれの想いがあります。食事を楽しみ、料理を堪能して頂くためには、料理人自身にも「作る楽しみ」がないと、いいモノは作れません。

例えば、100人のお客様のうち、20人の口に合わなかったとしたら、僕はその20人を取り戻すような努力はしません。万人を満足させようと無理をするから、料理人に余裕がなくなり、料理をつくる楽しさも失せ、いつしか料理をつくることが“義務”になってしまうのです。自分の料理が好きな8割の人に楽しんでもらうようにと割り切れば、作る喜びや楽しみを感じられるようになるのです。

それはゴルフにも当てはまるんじゃないかな。スコアばかりにこだわっていると、自分も周りも疲れてしまいますよね。やっぱり、何をするにしても楽しまなきゃ!


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