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2011.02.15


ボールを見ると"業師"になります

苦手のドライバー開眼か?
野球とZ打法の類似点

阿波野秀幸さん「野球出身者はピッチャーの方がゴルフが上手い」という説がありますよね。僕もスタート前の8時くらいに、初めてご一緒する方によく言われます。でも上がってくる3時くらいにはニュアンスが微妙に変わって、「ピッチャー出身はゴルフが上手いって聞くけどね~」という感じに……。

自称、業師の僕の問題はドライバー。ドライバーがもう少し安定してくれれば、スコアもよくなると思うんです。そんなドライバーへの苦手意識もあって手に取ったのが、若林貞男プロの『GOLF 300ヤードの法則』(ゴルフダイジェスト社刊)です。ゴルフの300ヤードは、野球で例えれば、球速150キロでしょうか。タイトルに惹かれましたね。

けれど読んだ第一印象は「えっ、そうなの?」。今までゴルフ誌で読んできたセオリーとまったく違うので驚きました。ゴルファーはスウィングの軌道とか、クラブをどこに引いていくかが気になります。でも、そういうことが一切書いてなくて、ダウンスウィング時に「右腕を突け」とか「右腰を逆回転させろ」とか、あまり聞きなれないレッスンばかり。ただ、そうした動きを野球の動作やピッチングに例えて解説してくれていて、僕にはすごくわかりやすかった。例えば「右腕を地面に向かって突く動きは、ゴロを逆シングルでキャッチするみたいに腕を外旋させる」とか、「体重移動を上手くやるコツは、ピッチャーがプレートを踏んで蹴り出していく技術と一緒」とか。「よし、ドライバー開眼するぞ」とはりきって読み込みました。

極端なイメージこそが
上達のヒント

シャドースウィングや素振りで、若林プロが求めている体の動きは、ほぼ100%できているという確信を得て、Z打法を実戦投入する日がやってきました。ところが結果は、ここ4~5年出したことのないようなスコア。突きの要領でバシッと振ったら、キャディさんが「フォア~」と叫ぶ間もなく背中方向へドキューンと曲がっていきました。隣のホールのフェアウェイを越えて、反対のラフまで行ってましたね(笑)。

帰宅して、考え込みました。そしてハッと気がついたのは、本の中で若林プロはあえて大げさな表現をしているんじゃないかということ。連続写真でも、モデルの若林プロの息子さんのスウィングはオーソドックスで、極端に「突いたり」「腰を逆回転」しているようには見えないんです。

僕も野球教室で、子供たちにピッチングを指導するときに、イメージしやすいように極端な話をすることがあります。例えば、「最後までバッターに胸を見せずに投げてみろ」。現実には胸を正対させずには投げることは出来ませんが、そういうイメージで、体を動かすと胸の開きを我慢できてタメができ、ボールの出所も打者から見にくくなります。若林プロもイメージをふくらませやすいよう、極端な表現を使っていたのだと思います。

再度、Z打法で挑んだ次のラウンドは、動きは6割くらいにセーブして、イメージのほうを大切にしてみました。そうしたらドライバーショットはほぼセンター方向で、いい感じのドローが出るんです。長年のスライスの悩みがウソみたいに解消。スコアも前回から14打も縮められました。「イメージ重視のZ打法」、スライスで悩んでいる方には、絶対にオススメです。

 

 

『GOLF300ヤードの法則』『GOLF300ヤードの法則』
若林貞男・著
クラブヘッドを走らせるには「突き」こそすべて!体を回し、クラブを振っては300ヤードはおろか200ヤードにすら届かない。しかも曲がる。「黄金の突き」を生かすスウィングシステムで夢の飛距離を手に入れる!


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