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2010.10.15


一人で完全燃焼できるゴルフが大好き

遼くん親子のゴルフへの情熱は
温度が同じなんですね

いしのようこ 私は1年365日ジャンルを問わず本を読んでいないと落ち着かない活字中毒です。次に読む本がなくなるとすぐに本屋さんに走って、5~6冊は買いだめします。そんな感じで『バーディは気持ち~遼くんが育ったゴルフのゆりかご~』(ゴルフダイジェスト社刊)も購入しました。

この本は、遼くんのお父さん、勝美さんの目線で書かれています。勝美さんは、普通の会社員ですから、遼くんの試合の応援も初日からは行けません。金曜日、仕事が終わってから夜中にクルマを走らせて、土・日の試合を見て、また運転して帰るのですが、それはすごく大変だったろうなと思うんです。

私もフィギュアをやっていたので、経済的なことはもちろんですが、練習場や試合会場への送り迎えなども含め、親のバックアップがなければ、子供がスポーツを続けていけないことはよく分かります。私が一番申し訳ないなと思ったのが、私のスケートのスケジュールで家族全員のスケジュールを振り回していたこと。遼くん親子も同じなんだなと身につまされました。

お父さんの、そんな苦労を乗り越える情熱が素晴らしいですし、遼くんの夢がとても真っすぐで、小さいころから自分の考えを持って未来を見据えているのも素敵です。親の情熱と子の情熱が同じ温度で、同じ方向に向かうのはとても稀有なことだと思うんです。親だけが一生懸命だったり、子供がやる気があっても親は「そんなのやめちまえ」と言ってしまったり、バランスが難しく一方通行になりやすい。その点、石川ファミリーはバランスがすごくいい。ジーンと胸が熱くなりました。

アスリート遼くんの
勝負強さを見習いたい

“タイガー前”と“タイガー後”というのかな、タイガー・ウッズはゴルフのイメージを変えたと思うんです。鍛え上げた肉体で、すごい距離を飛ばして「ゴルフはアスリートのスポーツなんだ」、そう気づかせてくれました。私は、遼くんの出現は日本人にとって、タイガー以上だと思うんです。遼くんのスウィングには鍛えていないと絶対に無理と思わせる迫力がある。ゴルフはおじさんの優雅な遊びというイメージを払しょくして、タフでエキサイティングなスポーツなんだということを、まざまざと見せてくれた気がします。

遼くんにタイガーと同じようなカリスマ性を感じるのは、試合のまさに終盤で連続バーディをとったり、トラブルにおちいっても神懸かり的なショットで寄せてくるところ。そんな勝負強い遼くん、すごく恰好いいですよね。

実は私も、緊張する場面でなぜかナイスショットして、周囲からは「勝負強いね」と言われるタイプなんです。もちろん、人がたくさん見ていると、緊張しすぎてヒザが笑ってしまい逃げ出したいくらいなんですよ。それでも、プロアマで、ギャラリーの多いスタートホールや最終18番でいいショットが出るんです。

遼くんは、いつもどれくらいの緊張と戦っているんでしょう。私とは比べものにならないとは思いますが、同じゴルフを愛するアスリートとして、遼くんのアスリート魂を見習っていきたいですね。

<撮影協力>
うおがし銘茶 築地新店 茶の実倶楽部
http://www.uogashi-meicha.co.jp/shop_02.html

『バーディは気持ち~遼くんが育ったゴルフのゆりかご~』『バーディは気持ち~遼くんが育ったゴルフのゆりかご~』
石川勝美・著
2007年、史上最年少の15歳でプロツアー競技に優勝し、その後もツアーで活躍。2008年にはプロ宣言して飛躍を期す石川遼は、どのようにして育ったのか?その生い立ちから現在までを父・勝美氏が振り返る。父の子に対する思い、子の親に対する信頼など、親子で育んだ絆の強さが、読む人の心を揺さぶる。誕生から現在まで、遼くんの秘蔵写真も満載


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