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2010.09.15


男が元気でいるためには ゴルフが必要なんじゃないかな

 お笑いコンビ「ホンジャマカ」としてデビューし、現在は司会、俳優としても活動する人気者の恵 俊彰さん。今は人生に欠かせないというゴルフも、以前は厳しいお父さんとの関係から大嫌いだったとか。ゴルフにはまった経緯とUSPGAツアーフリークという恵さんがオススメするゴルフビデオ、ゴルフ本を紹介してもらった。

ゴルフは大人の社交場だけど
仲間に入るためには腕も必要かな

恵俊彰さん 僕には芸人を始めたときから1つの思い込みがあったんです。それは、「売れてきたらクルマを買って、ゴルフするのがタレントのステータス!」。それで27、28歳の頃、フジテレビがまだ河田町にあったときですけど、そろそろいいよなって、番組の後にさまぁ~ずの2人と一緒に、新宿のヴィクトリアに最初のクラブを買いに行きました。

コースデビューはTBS『東京フレンドパーク』で共演していた渡辺正行さんのコンペ。このときのコンペは何とナイターでした。結果はご想像の通り(笑)。180くらいまでは数えていたんですけど、途中で「もう意味がないな」って。今考えてもデビュー戦でナイターはムチャでしたね。

その後は、関口宏さんに誘っていただいたり、出演番組のコンペに参加したりで、どんどんゴルフに接する機会が増えたんです。そうしたら、ラウンド中って皆さんいろんな話をされているんですよね。ゴルフの話もあれば、仕事の話もあり。もっとくだけた話もあったりして、実にいろいろな会話を楽しんでいらっしゃる。でも僕だけは、その会話に入っていけない。ゴルフで精一杯で、話す余裕がないんです。ゴルフって大人の社交場だと思うんですけど、ある程度上手くならないと、その社交に参加できないんですね。これは本気で頑張らなくっちゃって思いました。

当時は、芝ゴルフ場とか日テレゴルフガーデンとか、都心にも大きな練習場があったんで、ちょっとした空き時間に大竹まことさんに教わったりしていました。渡辺正行さんには、1年以内に100を切ったら賞金10万円あげるよって言っていただいて。でもスコアは120を行ったり来たり。初めて100を切るのに2、3年かかっちゃいました。

ゴルフのおかげで親子の絆が
つながった気がします

今はゴルフ大好きの僕ですが、実は子どもの頃の印象はすごく悪いんです。親父が九州オープンにも出場したことがあるトップアマだったんですが、もう家庭は放りっぱなし。実家は大島紬の工場で、親父は3代目なんですが、仕事場にいるよりゴルフ場にいることが多い。厳しい親父でしたから、ゴルフクラブは人を殴る道具だと思っていたくらいです(笑)。

そんな親父なんで、僕がゴルフを始めてからも「お前みたいなヘタクソとゴルフはできない!」なんて言うんです。それが最近は、歳のせいか息子とふれあいたいらしくて、時々一緒にラウンドするようになりました。怖かった親父ですけど、息子ながら、ちょっと親父が可愛く見えてきて。親父とは、家で話すよりコースで話すほうが多いくらいで、昔はゴルフで断絶していた親子の絆が、ゴルフのおかげでつながりました。

ゴルフって、人と人をつないでくれる部分がありますよね。定年になったサラリーマンが仕事を辞めたらゴルフ仲間もいなくなったなんて話をよく聞きます。僕はフリーで仕事をやっている立場ですけど、そういう寂しいことにはなりたくない。仲のいい仕事仲間で、「ホント、一生遊びましょうね」って言い合っているんです。

親父とラウンドしているとき、コースの売店のお母さんやキャディさんがみんな親父に声をかけてくれるんです。それって本当に大切というか、ありがたいこと。親父はゴルフのおかげで、元気に長生きさせてもらっているんだって思いました。男が元気でいるためには、仕事以外のコミュニティが、絶対必要なんじゃないかなぁ。


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