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2010.07.15


ゴルフって、人間らしいスポーツだよね!

 スキーノルディック複合競技の顔として、双子の兄・健司さんとともに活躍し、引退後は爽やかな笑顔と語り口で人気を集める荻原次晴さん。ゴルフは、プレーするだけでなくトーナメント観戦に出掛けるほど大好きだという。
その理由は、クロスカントリースキーとゴルフに、ある共通点があるからだというが……。

得意技のバンカーショットは
学生時代の練習の賜物!?

荻原次晴さん 初めてクラブを握ったのは、大学時代。スキー部の寮に、猫の額ほどの小さな庭があったのですが、なぜかそこに古いアイアンとボールがバラバラと転がっていたんです。ヒマつぶしに素振りをしたり、ほんの数メートルですがSWでボールを転がしたり……。それが僕とゴルフとの出会いでした。

社会人になってからは、運良く所属していた会社がゴルフ場を経営していたので、お客さんが回り終わった夕方に、スキー部の仲間とラウンドさせてもらうこともありました。トレーニングというよりは、完全に息抜き。でも、カートには乗らず、自分でバッグを担いで、打って歩いて、打って歩いてという、立ち止まることのないゴルフでした。

最初のスコアは120くらいだったかなぁ。ドライバーは真っ直ぐ飛ばず苦労しましたが、バンカーは全部一発で出すことができて、SWだけは上手くいったんです。これも学生時代の練習(?)の賜物ですね(笑)。

ゴルフとクロスカントリースキーは、芝と雪の違いはあるけれど、ある意味似ているところがある。平地あり、斜面あり、林ありで、コースの景色も似ているし、天候に左右されたりもする。そういう自然と対話しながらプレーするのが面白いし、僕には合っているんだと思います。本当にコースを歩いているだけで気分がいい! 人間らしいスポーツという感じがするんですよね。

石川遼プロにクロスカントリーを指導
「この少年はタダモノじゃないぞ!」

荻原次晴さん ここ数年、石川遼プロがオフシーズンのトレーニングとして、クロスカントリースキーを取り入れていますが、元競技者としては、とても嬉しいことです。

実は、石川プロがプロ宣言する直前の2007年1月に、たまたま一緒にクロスカントリースキーをする機会があり、兄とともに伴走しました。クロスカントリースキーは、板が細く、安定しないので見た目よりも難しいのですが、石川プロは始めてまだ2~3日というのに、ちょっとアドバイスしただけですぐにマスターしていましたよ! バランス感覚がいいし、目で見たものをすぐに形に変えられるという才能があるんですね。

でも、高校生がクロスカントリースキーなんて、ちょっと渋いと思いませんか? だからちょうど遠くにスキーのゲレンデが見えたので、「遼くん、高校生はあっちでスノーボードする方が楽しいんじゃない!?」と聞いてみたんです。そうしたら、「ジブン頑張ってるな、って感じがして僕にはこっちが合っています」って。「やっぱり、遼くんは違うなぁ」と思いました。

石川プロには、世界のフィールドで更なる活躍を期待しています。僕が初めてワールドカップに参戦したときは、周りの選手はみんな目が青いし、彫は深いし、体は大きいし、言葉の壁もあるし、かなり萎縮してしまったのですが、一緒にやってみると、体が大きくてもハートは小さい、という選手はいるし、僕らと変わらない。やっぱり同じ人間なんです。

若ければ若いほど、たくさんのことを吸収できます。だから石川プロもどんどん外国という環境に慣れて、世界の大舞台で活躍して欲しいですね。


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