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2009.11.16


僕の先生は、ボビー・ジョーンズ

 甘いマスクと博識とユーモア。その絶妙のバランスであらゆる世代から人気の元祖トレンディ俳優・石田純一さんは、芸能界屈指のアスリートゴルファー。飛ばしでハマったゴルフだが、今では「ゴルフは人生そのもの」とその凄みを感じているという。
先日、プロゴルファー・東尾理子さんとの婚約を発表し、まさにゴルフで人生の伴侶と巡りあった石田さんに、ゴルフライフと座右の書を明かしてもらった。

「野球のホームランより飛ばせる、
爽快感がたまらない!」

石田純一 初ラウンドは大学時代。ゴルフをしている友人がたくさんいて、その友人たちに誘われたのがきっかけです。

高校までは野球一筋でしたが、ゴルフを始めたら、その飛距離の魅力に取りつかれちゃって……。野球でホームランを打つとだいたい90メートルからで、ヤーデージに換算すると約100ヤード、SWで打つ程度の距離しかないでしょ!? 例えば当時4番を打っていた僕が、神宮球場で最高の当たりを打っても精々スタンドに届く程度。でもゴルフは軽々その倍以上の距離が打てる! これが最高に気持ちいいんですよ! 恐らく、人間が自力で飛ばす競技の中では、一番じゃないかな。

それでも、劇団に入っていた頃はお金がなくて、10年くらいゴルフから離れていました。再開したのは、やっと売れてきた32歳くらいのとき。それから2年でシングルになったけど、思い起こせば初ラウンドが104だったので、わりと適応力があるほうかもしれませんね。

よく芸能界のコンペにも出ますが、最近は、上手い方がたくさんいるので、なかなか上位に入れません。だからもう「石田は上手い」とは思われてない(笑)。でもバックティからだったら負けない自信はありますね(笑)。負けても佐藤浩市くんぐらいかな。「難しいコースのバックティで大会をやってくれないかな」と言うと「そういうこと言わないのっ!」と彼女にたしなめられます(笑)。

あるがままに、素早く、痕跡を残さず……。
「これがゴルフの基本だと思う」

石田純一 僕は、やっぱりゴルフは「歩くスポーツ」だと思うんですよね。だからラウンド後もスポーツジムに行って、5キロくらい走って、カラダを鍛えています。最近は、カートでのプレーが増えましたが、年配の方や特別な理由があるならともかく、若い人がカートに乗ってラウンドするのはどうかな、と……。

それから、ハーフが3時間以上かかるというラウンドも、ちょっと疑問……。打つ前に、いろいろ悩んだり、ボール位置に行ってからキャディさんにクラブを頼んだり、中には100ヤードを切っているのに手ぶらで行って、「キャディさん、サンド持ってきて」なんていう人もいる。残り距離を考えたらウェッジしか考えられないんだから「最初からウェッジを2本持っていけよ!」と思っちゃう。

ゴルフ場側も「プレー・ファスト」のマナー指導が甘くなっているのかもしれません。2時間20分位が目安になっていますが、やはり2時間切らないとダメだと思うんです。昔まだ忙しくないときに、戸塚CCの2番スタートとかで毎週ラウンドしていましたが、自慢じゃないけど毎回1時間40分くらいで回っていましたよ。それでもトップの組に離されたりして。彼らは決して雑に打っているわけじゃなく、無駄がないということなんです。

僕の好きな夏坂健さん(エッセイスト)の本に「あるがままに」「素早く」「痕跡を残さず」プレーするのがゴルフの基本であると書かれていますが、これは本当に大事。僕の場合、うるさい先輩にしかられる前に、夏坂さんの本を読んでいたのは大きかったなぁ。


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