名手・達人の言葉

2015.04.14

ボビー・ジョーンズ

最終回となった。最後はやはり、球聖で締めるのが妥当であろう。

ゴルフは上達志向がなければ、むろん上達しない。しかし、それが過剰になると、プレー中、ボールを動かすズルをしたり、スコアを誤魔化すことにもなりかねない。

ゴルフは誘惑と闘うゲームでもあるのだ。

だからこそ、ズルが露見した場合には、時には社会的制裁まで加えられることにもなりかねない。

シングルクラスのゴルファーには誰もがなれるわけではないが、正直なゴルファーには誰でもなれる。そしてその正直さこそ、ゴルファーのいちばんの価値なのである。

■ボビー・ジョーンズ(1902~1971年)
米国ジョージア州アトランタ生まれ。父親がゴルファーで生家も庭がゴルフ場続きであり、5歳で自然にクラブを握る。14歳で全米アマに出場。その後、数々の選手権に優勝。特に1930年には世界の4大タイトル、全米、全英両オープン、両アマに優勝、年間グランドスラムを達成。この記録はいまだに破られていない。全英オープンに勝ち、祖国に凱旋した時は国民的英雄となった。これを契機にアマのまま引退。故郷アトランタに戻り弁護士活動の傍ら、オーガスタナショナルGCを設立、マスターズトーナメントを主宰。4大メジャーの一角を担っている。不世出の球聖として歴史にその名を刻む。

「名手の言葉」を書き続けて、525回、10年以上の月日が経っていました。長い間のご愛読、ありがとうございました。
筆者/古川正則(ゴルフダイジェスト 編集委員)

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