名手・達人の言葉

2014.12.16

小針春芳

緻密だけではいけない。かといって大雑把だけでもいけない。小針は次のような喩え話をする。

例えばティグラウンドに立って攻略プランを立てる時、ティアップした1メートルぐらいのところに打つ方向の葉っぱや芝などの目印を見つける。これすなわち緻密の要素。

しかしその方向に拘りすぎると体は縮こまって窮屈なスウィングになりかねない。目印の方向にアドレスしたら、あとは雲にでも向かって打っていくようなイメージを持つ。これが大雑把の要素。そうするとのびのびとスウィングしやすいのだ。

パッティングだってそうである。

緻密と大雑把、この二律背反の要素をどう調和させるか。ゴルフの奥深さを物語る「言葉」であろう。

■小針春芳
(こばり はるよし 1921年~)
栃木県黒磯生まれ。たまたま生家近くの那須ゴルフ倶楽部に就職したのが、プロゴルファーになるきっかけ。戦前はプロとしての実績はさほどみられない。出征。最初は北支、そしてニューギニアで終戦を迎えたが、かの地では部隊400人のうち、13名だけしか生き残らないという過酷な体験をする。戦後、プロ界に戻ってからは目覚しい活躍。163センチ、57キロの小兵ながら、日本オープン2勝を始め、関東オープン2勝、関東プロ1勝。シニアになっても日本プロシニア2勝を始め、7勝。2008年8月現在エージシュート24回。小野光一のもつ27回に迫っている。クリークの名手としてつとに名高い。

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