名手・達人の言葉

2014.11.04

A・W・テリングハースト

来年、ゴルフ殿堂入するコース設計家・テリングハーストのことは、日本ではあまり知られていない。

1974年にUSGA(全米ゴルフ協会)が主催する公式競技のうち、4つまでが彼の設計による。ウィングドフットGC(全米オープン)、リッジウッドCC(全米アマ)、サンフランシスコGC(女子アマ英米対抗戦)、ブルックローンCC(全米ジュニア)の4コース。

しかし不思議なことに、その時点では米国でも彼の名前は知られていなかったという。

殿堂入りが遅れた理由はここにあるのかも知れない。

後年、サンフランシスコGCが、コース近代化のために、ロバート・トレント・ジョーンズJr.に改造を頼んだところ、この現在の大御所は「このコースは完璧で改造の必要はない」といったという。表題の「言葉」が実証されたといえる。

■A・W・テリングハースト(1876~1942年)
フィラデルフィアの裕福な家に生まれ、絵画、ピアノ、小説、クリケットなど多才に恵まれた。ゴルフに興味を持ったのはセントアンドリュースに旅してオールド・トム・モリスにレッスンを受けてから。選手として全米アマに参加し、1907年からコース設計にも手を染めるようになった。バルタスロールGC、ベスページ・ステート・パークウイングドフットGC、ニューポートCC、サンフランシスコGCなど名だたるコースを設計。また設計以外でも毎年、アマ、プロ、女子のカテゴリーで12名のベストプレーヤーを選出して発表するなど画期的活動も。晩年は不遇のうちにトレドで死去。2015年のゴルフ殿堂入りが決定した。

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