名手・達人の言葉

2014.09.16

中部銀次郎

中部はティグラウンドで、飛ばしてやろうとか、パー5で2オンを狙うとかの仕草をしたことがないという。

なぜか? その理由を19番ホールで訊くと次のようにいうのが常だった。

「なぜ出来ないことを望むの。望むからリキんで失敗する。ミスの原因のほとんどは見栄なんだ。見栄は〈自分を知ること〉を阻害する。飛距離は各人それぞれ。飛ばなければ他のクラブでカバーすれば事足りる……」

そして最後に中部流アマゴルフとは何か? に答えた。

「14本クラブを使い切って、パーに近づく。これがアマチュアのゴルフの本質だと思う」。

■中部 銀次郎(なかべ・ぎんじろう 1942~2001年)
山口県下関市に大洋漁業を営む一族の御曹司として生まれる。虚弱な体質のため、幼少より父の手ほどきでゴルフを始める。長ずるにしたがって腕をあげ、天才の出現と騒がれた。甲南大卒。60年、18歳で日本アマに出場。62年、20歳で日本アマ初優勝。以後64、66、67、74、78年と17年にわたり、通算6勝の金字塔をうちたてた。67年には西日本オープンでプロを退けて優勝。プロより強いアマといわれた。しかし、プロ入りはせず、生涯アマチュアイズムを貫いた。01年、永眠。

ゴルフ名言集へ ≫≪ ゴルフコラムTOPへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運営会社 | プライバシーポリシー