名手・達人の言葉

2014.04.28

ねじ込んでやるんだとは考えなかった。基本を守り、きちんとストロークすることだけを考えていた。

1990年、メダイナCCで行われた全米オープン。最終日、最終ホールで15メートルを入れてプレーオフに残ったアーウィン。

そのロングパットを前にして何を考えていたか、という質問に答えたのが表題の「言葉」だ。

「これを入れなければ勝利はないと思ったが、長いパットだもの。ふだんやるストロークをやるだけと思ったら無心になれたんだ」

アーウィンはこれで全米オープン3勝目。1度勝つのも至難、2度勝てば偉大といわれる。3度勝ったのはタイガー・ウッズ。3度以上勝ったのはJ・ニクラス、B・ホーガン、B・ジョーンズの3人しかいない。

難コースになればなるほど真価を発揮する。「羊の皮をかむった狼」といわれたアーウィンの真骨頂を示す勝利だった。

 

■ヘール・アーウィン(1945年~)
米国ミズリー州生まれ。子供の頃からシーズン・スポーツに親しみ、どれも非凡な才能を発揮した。コロラド大学ではゴルフを選び、卒業後すぐその年にPGAツアー参加。ツアーで20勝。その中にはメジャーの全米オープン3勝を含む。その他11勝。シニアツアー(現在チャンピオンズツアー)では2009年まで45勝で断トツの最多勝。賞金王にも3回輝いていて、2ツアー通じての賞金獲得高第1位の座を保っている。柔和な風貌ながら強靭な精神力を発揮することから、「羊の皮をかむった狼」と形容された。92年、ゴルフ殿堂入り。

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