名手・達人の言葉

2014.03.26

あいにく、ノコギリをバッグに入れ忘れていたのでね……

1970年代半ばのダンロップフェニックストーナメントには、米ツアーのトッププロたちがこぞって参戦していた。帝王ジャック・ニクラスを始め、新進気鋭―ヤングライオンズと呼ばれた―が競い、宮崎が盛り上がったものだ。ワドキンスもその若手の1人。

ワドキンスがあるホールで松林の中に入れ、大叩き。フェニックスCCは海風のため、松が高く成長できず、幹は斜めに地を這うように植わっている。だから林の中へ入れると、脱出するだけでも気を遣うわけだ。

この大叩きを訊かれて、返した「言葉」が表題のユーモアだ。

ワドキンスは、“パーマー2世”と謳われた。国民的英雄、アーノルド・パーマーと同じ大学で、ゴルフスタイルも攻め一本槍。決断が早く、ピンをめがけてさっさと打つ様はまさにパーマーであった。

いわばハイリスクハイリターンのゴルフ。ゆえにリスクの言い訳はエスプリにまぶしていたのかもしれない。そのほうが洒落ている。

 

【プロフィール】
■ラニー・ワドキンス(1949年~)
ゴルフの名門、ウェイクフォレスト大学在学中に全米アマ勝利、卒業後プロ入り。ツアー21勝、その中には1977年、メジャーの全米プロ勝利も含まれている。攻撃、判断が早いプレースタイルは“パーマー2世”と謳われ、人気を博した。日本でも1979年、ブリヂストンオープン優勝。2000年からチャンピオンズツアー参戦。2009年にはゴルフ殿堂入りも果たしている。

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