名手・達人の言葉

2014.03.19

ニクラスにはパット。俺には飛距離。ゴルフの神様は誰にだって必ずひとつは欠点を与えるものだが、セベだけは例外だぜ。

帝王ジャック・ニクラスに肉薄した野人トレビノ。1971年の全米オープンは2人のプレーオフ、ティオフ前にふざけておもちゃの蛇をニクラスに投げつけ、機先を制した!? トレビノが勝利。

2人が鎬(しのぎ)を削るうちに新帝王トム・ワトソンが台頭。そういう中に出現したのがセベ・バレステロスだった。

ゴルフ後進国、スペインの片田舎から出て、19歳で欧州ツアー賞金王、続けて全英オープン、マスターズ制覇(当時の史上最年少記録。後年タイガーが破った)と破竹の快進撃。

トレビノがセベを賞賛したのは、ニクラスやワトソンのようなエリートではない自分の出自とセベを照らして“同志”だと思ったからではないだろうか。

どこかの“馬の骨”が、メジャー勝利数、トレビノ6勝、セベ5勝をあげたのである。

 

【プロフィール】
■リー・トレビノ(1939年~)
米国・テキサス州生まれ。母親と祖母に育てられたトレビノは、家計を助けるため、小学生の頃からショートコースで働いていた。見様見まねでゴルフを覚え、当時は極端なフックボールを打っていた。しかし、60年、ベン・ホーガンの練習を見てからフェードヒッターに改造し、プロ入り。兵役で沖縄の基地にいて、レッスンプロをしていたこともある。65年テキサスオープン優勝。その後も故郷テキサス州エルパソでレッスンプロをしていたが、67年に夫人が内緒で全米オープンにエントリーし5位となり、翌年に優勝。ツアー通算29勝、メジャーは全米オープン、全米プロ、全英オープンを各2勝ずつで計6勝を挙げる。マスターズだけ獲っていないのだが、白人優越主義の強かった時代であり、積極的に出ようとはしなかった。

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