名手・達人の言葉

2014.02.26

私は、2つのCで学び、自分のゴルフをつくりあげてきた。つまりconcentrate(集中)とcomposure(平静)。

ネルソンには、これからも未来永劫破られないであろう記録がある。

それは1945年にうちたてたツアー11連勝の記録。この時には年間18勝、勝率6割、平均ストローク、120ラウンドで68.33というミラクルデータも残している。113試合連続予選通過の記録も保持していたが、これは03年、タイガー・ウッズによって破られた。

年間勝利数も勝率も平均ストロークも、もしかしたら破られるかもしれないが、11連勝だけは不可能……という人は多い。

この11連勝を支え続けたネルソンのゴルフの要が、2つのCだった。またこの2つのCには“2重”の意味があった。ゲームプランはむろんだが、5連勝ぐらいからはむしろ連勝することへの畏れ、重圧が高まり、もう負けて楽になりたいという気持ちとの闘いだったのだ。事実、連勝がとまったときには、「解放された」と思ったという。

この「2つのC」もまたゴルフでの未来永劫の「名言」といえるだろう。

 

【プロフィール】
■バイロン・ネルソン(1912~2006年)
テキサス州フォートワース生まれ。10歳からキャデイを始め、20歳でプロ入り。仲間にはベン・ホーガンがいたが、性格は正反対だったという。その後サム・スニードを加えた3人は、「ビッグスリー」として時代をリードした。1937、42年にマスターズ優勝。39年には全米オープン、全米プロは40、45年の2度優勝している。また45年には前人未踏の11連勝を達成し、年間平均スコア68.33という驚異的数字を残している。ヒッコリーシャフトから、当時開発されたスチールシャフトにいち早く切り換え、それが美しいワンピースのスウィングを獲得する要因になった。引退してからもネルソンに師事するために門を叩くトッププロは多く、長くツアー界の大御所として君臨した。

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