名手・達人の言葉

2014.01.21

クラブ設計は、ゴルファーの視点、つまり感性に訴える部分が大切です。

竹林氏は日本で初めて「クラブ設計家」という肩書を、確固とした地位に押し上げた人だろう。

PRGRがクラブ業界に参入するとき、竹林がデザインした通称タラコ(インテストLX)は革新的と絶賛された。その後も次々と発想的に「はみ出した」中空アイアンなどヒットを連発し、ウェッジなどはプロたちの間で引っ張りだことなり、一世を風靡した。

竹林の設計理念は、伝統的形状から素材と機能を生かすこと。そして何より大事なのは表題の「言葉」のように、ゴルファーの感性に訴えること。具体的にいえば「道具として構えやすく美しいこと」に具現化することだった。

これは自身が日本でもトップアマとしてプレーした経験があるからだろう。日本オープン・ベストアマにまで上り詰めているのだから。

その竹林氏が癌で闘病の末、昨年末世を去った。64歳の若さだった。合掌。

【プロフィール】
■竹林隆光(たけばやし・たかみつ 1949~2013年)
73年、成蹊大を卒業し、釣り具のヨコオに入社。次第にジュニアからやってきたゴルフでのクラブ設計に傾く。PRGRの“タラコ”でデビュー。その形状と理論の確かさは革新的だった。それからも次々とヒットを飛ばし、「クラブ設計家」の名を不動にした。81年、フォーティーン設立。数々の作品は米ツアーでも評判に。アーニー・エルスが試打した瞬間「これがあれば先週の全米オープンに勝てたのに」と言わしめた。トップアマとしても71年香港オープン、77年日本オープンのベストアマに輝いている。08年、フォーティーンをダイワへ売却。ガンで1年の闘病の末、昨年末逝去。

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