名手・達人の言葉

2013.12.11

ふんどしを締め直せ。

森田理香子は今年、初の賞金女王をなしとげたが、これはその最終戦一歩前の試合、大王製紙エリエールレディスで勝ったときのコメントだ。この勝利で森田は横峯さくらから奪われていた賞金女王の座を再び取り返した。

最終日、森田はアウト9番でダブルボギー、リーダーの地位から滑り落ちた。そのとき師匠・岡本の声が聴こえたという。

「勝負はバック9。ふんどしを締め直せ……」

森田は最終18番へ向かっているときには「ふんどし、ふんどしといいながら歩いていました」と、恥ずかしそうに語った。

ふんどしとはいうまでもなく、漢字で書くと褌、昭和初期まで男性が身につけた下着=パンツのことだ。ふんどしを締めるとは相撲取りでなくても、気合をいれろという代名詞だった。

うら若き女性にふんどし……とは、いかにも、ぶっきらぼう、偽悪的テレ屋の岡本らしい励ましの「言葉」だ。

【プロフィール】
■岡本綾子
(おかもと・あやこ 1951年~)
広島県生まれ。今治明徳高校~大和紡績ではソフトボール部に在籍し、エースで4番バッター。国体優勝の祝勝旅行のハワイでゴルフに出会い、帰国後、1973年に池田CCで修行を始めるや、翌74年秋には2回目の受験でプロテストに合格。するとデビュー年となった75年に初優勝。81年には年間8勝して賞金女王に輝いた。同じ81年に米女子ツアーテストに合格し、翌年米ツアーに参戦すると、こちらもその年に初優勝し、以来主戦場を米ツアーに置く。そして87年には4勝をあげ、日本人初の米女子ツアー賞金女王となった。国内44勝、海外18勝。05年、世界ゴルフ殿堂入りの快挙も果たす。

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