名手・達人の言葉

2013.11.13

ヘッドアップはまずいが、頭は残すな

ゴルフではときおり、矛盾にみちた表現にぶつかることがある。このアーマーの「言葉」もまたそういうふうにとられるであろう。しかしその言葉を精査するとそうでないことが解る。

たいがいのミスショットはヘッドアップ、ルックアップによることが多い。トップやダフリの主原因はだいたいがこれだ。しかしだからといってそれを過剰にしてはいけないとアーマーはいう。

頭を固定しすぎると、肝心の振り抜きがおろそかになってしまう。インパクトまでは頭を動かさないのが正解であろうが、そのあとまでも頭を動かさないと、それがブレーキとなって、フォローがスムーズにとれなくなってしまう。つまり振り抜きが緩慢になり、ヘッドスピードも出なくなってしまうからだ。

だから、アーマーは頭というより背骨を動かさない。つまりスウィングは背骨を中心に回転すると考えたほうがよいと提案している。

過ぎたるは及ばざるがごとしというわけだろう。

【プロフィール】
■トミー・アーマー
1895~1968年。スコットランドのエジンバラ生まれ。高校時代から才能を発揮し、18戦17勝の記録が残っている。20年フランスアマに優勝。24年米国でプロ転向。27年全米オープン、30年全米プロ、31年全英オープンを獲り、シルバー・スコット(いぶし銀のスコットランド人)と呼ばれた。アマ時代に英米アマ対抗戦ウォーカーカップの英国代表、プロではライダーカップの米国代表に選ばれるという偉業もなしとげた。頭脳明晰でクラブ設計、製作にも情熱をそそぎ、ニックネームの「シルバースコット」の名で売り出され、伝説的名器として今に残っている。

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