名手・達人の言葉

2013.10.23

打つ前にミスをするな。

アマチュアタイトル96個。紛うかたなく、阪田はアマの至宝といわれた中部銀次郎の後継者である。

その阪田の口癖が表題の「言葉」。大半のミスは打つ前から冒している。その最たるものはアドレスにおける間違いである。

狙う方向が不適格だったり、スウィングをスムーズにするいくつかのルーティンをおろそかにすると、もはや打つ前からミスを約束しているも同然、という意味だ。

阪田の戦歴で画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くのは、アマ界最高峰の日本アマを獲っていないこと。

73年日本アマ。上り2ホールをボギー、ボギーでもプレーオフという状況。半ば手にしていた栄冠を、まさかの池ポチャでダボ、ボギーで中島常幸に最年少優勝を献呈!?

この時の悔恨が吐かせた「言葉」かもしれない。

【プロフィール】
■阪田哲男(さかた・てつお 1949~)
大阪府出身。名古屋商科大卒。父親のすすめで14歳からゴルフをはじめ、アマイズムに徹する。タイトル数96個。日本オープンローアマ4回(日本シニアオープン2回)。世界アマ優勝(84年)、JGAナショナルチーム6回など輝かしい戦績を誇る。惜しむらくは日本アマ優勝がないこと。2位が6回。尊敬する中部銀次郎が優勝6回なので「引き立て役」と自嘲する。

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