名手・達人の言葉

2013.10.09

ゴルフで、「これだ!」は絶対ないんだよ。

ゴルファー憧れのエージシュートを、1000回以上もやっている熊本のアマ、上杉乾蔵氏(89歳)と対談した時の「言葉」。

尾崎自身、レギュラーツアーで62のスコアを叩き出し、年齢より4打も少ないエージシュートを達成したあとの「超人対談」であった。

談論風発――。スウィング論になって、「バックスウィングの上げ方」を上杉氏が訊くと、尾崎が「うーん、実は、正直いうと未だにバックスウィングの上げ方で『これだ』というのは感じたことがないんだよ」に続いて、表題の「言葉」とつながる。

勝利数世界最多記録(113勝)を持つジャンボ尾崎でさえ、未だにバックスウィングの上げ方に絶対の確信がないとは……。

ゴルフの奥深さがうかがえる「言葉」であろう。

【プロフィール】
■尾崎将司(おざき・まさし、1947年~)
1947年、徳島県に生まれる。幼年時から野球に熱中し、海南高では投手、4番バッターで選抜甲子園で優勝。卒業後プロ野球・西鉄ライオンズに入団するも芽が出ず、プロゴルファーへ転身。70年プロテスト合格。そこから天賦の才能が花開き、遅咲きのライバル青木功とともに、日本のトーナメント隆盛の礎をつくった。勝利数113(うち海外1勝)。賞金王になること12回。国内では圧倒的な数字を残している。何より驚かされるのは79年から7年ほど不振に陥ったが、そこから復活し、再び尾崎時代を出現させたことだ。世界のスポーツ界でも稀有のことであろう。ただ画竜点睛を欠くのは、青木功が米ツアーで活躍し、殿堂入りを果たしたのに対し、海外参戦へは消極的であったことだろう。しかし国内戦績だけで2010年、世界ゴルフ殿堂入り。いかに国内での戦績が図抜けていたかの証左であろう。2013年、レギュラーツアーで66歳にして62のエージシュート達成。

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