名手・達人の言葉

2013.09.25

私は決して遅いと思っていないが、 そう見えるのであれば批判は甘んじて受け入れ、 早いプレーを心掛けよう。

1960年、全米アマチャンプのニクラスが鳴り物入りでプロ転向。

そのデビューの年の試合で、ニクラスはスロープレーで2打のペナルティーを食らった。その時、ニクラスは「後ろの組にせっ突かれたこともないし、前の組に遅れたこともない」に続いて、表題の「言葉」となる。

その頃は試合でプレー時間を計るなどということはなく、あくまで印象で判断された。ニクラスの場合、構えてから打つまでちょっと長く、スロープレーに見えてしまう嫌いはあった。また、当時ニクラスは“太っちょ”で怪力ゴルファー、国民的ヒーローであったアーノルド・パーマーの敵役的反感もあったように思う。

スロープレーなど、一度レッテルをはられるとなかなか払拭できないもの。ニクラスはその後、容姿もプレースタイルも変身させていって、ゴルフのみならず、「20世紀最高のスポーツ選手」と呼ばれるに至る。

自らを高みへと導く、ネガティブをポジティブへと転換させた「言葉」であった。

【プロフィール】
■ ジャック・ニクラス
(1940年~)
米国・オハイオ州生まれ。10歳でゴルフを覚え、12歳から5年連続で州ジュニア選手権に優勝し、神童と呼ばれる。その後全米アマを2度制し、61年にプロ入りした。その翌年、全米オープンに優勝するが、当時のヒーロー、アーノルド・パーマーを破っての勝利と太めの体格のためか、敵役となる。その後巨漢からスリムへ、GIカットから長髪へイメージチェンジを果たし、帝王と呼ばれるようになる。ツアー73勝、シニア他32勝。なかでも4大メジャー18勝の記録は未だ破られず、4大メジャーでの2位も19回と圧倒的。グランドスラマーであり、殿堂入りも果たした、20世紀最高のゴルファーである。

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