名手・達人の言葉

2013.09.11

あの場所で素晴らしいライに恵まれるとは、 なんてラッキーなんだろう。

トムソンは全英オープンを5回勝っているが、初勝利の1954年(ローヤルバークデール)でのこと。

最終日、17番でのバンカーショット。「あのバンカーのライは美しかった。運がよかったのさ」

そして18番。1打、2打目もピンチ。2打目はパー4なのに、グリーンからは100ヤードも離れていた。このショットがピン、1メートルにピタリ。パーで勝利を決定づけた。このときの「言葉」が表題のそれ。

「自己弁護は誰もが常に用意しているもの。いいショットは自分の手柄、悪いショットは何かに責任転嫁するのが常套手段。ところがトムソンは球史に残るほどのスーパーショットを放っても、いつだってライがよかった、幸運だったというだけで、ただの一度も不運を嘆いたことがない」と、ゴルフジャーナリストのパット・トーマス。

トムソンは謙虚なチャンピオンといわれたが、それを端的に示すエピソードだ。

【プロフィール】
■ピーター・トムソン
(1929~)
豪州生まれ。19歳でビクトリア・アマ選手権をとり、20歳でプロになったが、本当はビクトリア工科大学で化学を専攻したかったという。トムソンは日本などアジア、欧州、英国を主戦場に選ぶ渡り鳥人生で、欧州ツアー24勝、豪州ツアー20勝、日本ツアー7勝。中でも憧れの英国で全英オープンを5回制した人として永久に語り継がれるだろう。54年からの3連勝は史上に燦然と輝き、米ツアーでは1勝しかしていないのに、ゴルフ殿堂入りした原動力となったのである。米国ではシニアツアーに参加し、11勝している。10カ国でナショナルオープンも制覇し、ゴルフ大使と呼ばれた。ゴルフ設計にも造詣が深く、170をこえるコースを設計。またゴルフジャーナリストとしても非凡な才能を発揮している。

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