名手・達人の言葉

2013.08.21

スウィングを乱したりミスショットをするのは、肉体運動すなわち形而下の運動を、精神運動すなわち形而上の心の作用が阻害したりするためだ。

肉体運動は目に見えるもの。一方、心の作用は目に見えない。目に見えないものが目に見えるものに影響を与える。

これはゴルフに限らないことではあるだろうが、ゴルフでは特に自分だけの責任において、スウィングを始動し終えるものだから、自分の心の作用が100%影響するのだと、中部はいう。

その解決策は――「どんな場面に遭遇しても、慌てず、騒がず、落胆せず、高揚せず、あるがままの現実を受け入れ、心を平らにしてプレーすれば自ずと自分の実力が反映されるものだ」と中部。

中部は毎晩のように、新橋・小料理屋『独楽』において、酒が入るごとに、ゴルフ談義は談論風発、時には深更に及ぶことも。

筆者も末席で聴かせてもらえた至福――。

■ 中部 銀次郎
(なかべ・ぎんじろう 1942~2001年)
山口県下関市に大洋漁業を営む一族の御曹司として生まれる。虚弱な体質のため、幼少より父の手ほどきでゴルフを始める。長ずるにしたがって腕をあげ、天才の出現と騒がれた。甲南大卒。60年、18歳で日本アマに出場。62年、20歳で日本アマ初優勝。以後64、66、67、74、78年と17年にわたり、通算6勝の金字塔をうちたてた。67年には西日本オープンでプロを退けて優勝。プロより強いアマといわれた。しかし、プロ入りはせず、生涯アマチュアイズムを貫いた。01年、永眠。

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