名手・達人の言葉

2013.04.24

スウィングで本当に力が必要とされるのは、使ったクラブをバッグに戻すときだけだ。――バイロン・ネルソン

ゴルフは逆説のゲームである。右サイドがOBなのでそれを避けようとすればするほど、そちらへいってしまう。

アゲンストだからと力を込めて打つと、振りは鈍くなり、逆に風に負けてしまって飛ばなくなる。

スウィングではいちいかなる時も“力”は必要はでないということを、ネルソンが逆説的にいったのが表題の「言葉」である。

脱力ということがスウィングにおける最大の要諦なのだということは、古今東西の名手たちがいっている。

われわれアベレージジゴルファーもそれを理解し、納得しているのにもかかわらず、われわれの愚かな脳細胞はその場に立つと逆のことを命じるのである。ならばその命令を打ち消そうとするのも同じ脳!? この自己撞着(とうちゃく)を解決するにはいったいどうしたらいいのだろうか?

ネルソンの「言葉」を逆手にとって、使ったクラブを思い切り、バッグの底に叩き込んで力をそこで減じておくしかないか……。

 

■ バイロン・ネルソン
(1912年~2006年)
テキサス州フォートワース生まれ。10歳からキャデイを始め、20歳でプロ入り。仲間にはベン・ホーガンがいたが、性格は正反対だったという。その後サム・スニードを加えた3人は、「ビッグスリー」として時代をリードした。1937、42年にマスターズ優勝。39年には全米オープン、全米プロは40、45年の2度優勝している。また45年には前人未踏の11連勝を達成し、年間平均スコア68.33という驚異的数字を残している。ヒッコリーシャフトから、当時開発されたスチールシャフトにいち早く切り換え、それが美しいワンピースのスウィングを獲得する要因になった。引退してからもネルソンに師事するために門を叩くトッププロは多く、長くツアー界の大御所として君臨した。

 

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