名手・達人の言葉

2013.03.19

ゴルフには厳しいルールがあるように、ゴルフへ行くのも同じだ。そのルールとは「自分の負担」で「自分の時間」に「無理のない範囲」で楽しむ、ということだ。――石田禮助

石田禮助は三井物産社長から国鉄総裁へ転進したが、その期間中に一部の管理職が業者の接待ゴルフに出かけたと暴露されたことがあった。

その時に、石田は当時国鉄に3千人いた管理職に手紙を送った。その内容の一部が表題のそれである。

ゴルフは「自分とたたかう紳士のスポーツ」として「他に追随をゆるさぬ魅力」があると前書きして表題の「言葉」へとつながり、「公私混同するようではゴルファーの資格に欠ける」と諭したのである。

石田は、ゴルフは三井物産でニューヨーク支店長時代に覚えている。錫(すず)の取引で大儲けするが、その時知り合った実業家の推薦によって、球聖ボビー・ジョーンズが創設したオーガスタ・ナショナルGCへ入会している。

自身のゴルフは我流のためハンディキャップは21どまりだったという。

これらのことは城山三郎著『粗にして野だが卑ではない』に詳しい。

 

■ 石田禮助(いしだ・れいすけ 1886~1978)
静岡県出身。東京高商(現一橋大学)卒業後、三井物産に入社。ニューヨーク支店長時代に大豆、錫取引で巨利を得る。またその時知り合った伝でマスターズ開催のオーガスタ・ナショナルGC会員に。三井物産社長を経て国鉄総裁へ。私心なく歯に衣きせぬ明治の硬骨漢の言動は『粗にして野だが卑ではない』(著城山三郎)に活写されている。ゴルフはニューヨーク時代に覚えたが、我流で押し通したためかHC21までしか上達しなかったという。

 

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