名手・達人の言葉

2013.02.13

ボビー、私が20歳の頃にゃ、あの樹はまだ5~6メートルしかなかったからさ!――サム・スニード

時は1967年、マスターズ練習ラウンド。サム・スニードは全英アマチャンプの南ア出身、ボビー・コール(後年、ローラ・ボーと結婚)とハーフ5ドルを賭け、それまではタイで13番ティグラウンドへ上がった。

13番はアーメンコーナーの最終ホールで、左へせり出す樹木を越えてフックを打てば、イーグルも夢ではないドッグレッグのパー5。

ボビー20歳、スニード55歳。ふとスニードが「おれがきみの歳にゃあの樹など軽く越したもんだよ!」と呟く。

コールはその言葉を真に受け、打ったところ、樹のトップに届かず、下へガサガサ……。「あんな高い樹、ぼくには越えられませんよ。どうやって打ったのですか?」

スニードはニヤリとして、表題の「言葉」をつぶやき、コールから5ドルをせしめたのだった。

 

■サム・スニード(1912~2002)
米国・バージニア州生まれ。父が勤務するコースのキャディとしてゴルフを覚え、奨学金で大学へ。20歳のときプロ入りし、23歳で米ツアー参戦。メジャーは全米プロ3勝、マスターズ2勝、全英オープン1勝だが、全米オープンは2位どまりで、グランドスラムは逃している。しかし、ツアー82勝の記録はいまだに破られていない(2013年2月現在)。その華麗なスウィングは「ボーン・スウィンガー」と言われ、世界のゴルファーの羨望の的だった。また、世界各地に積極的に出かけてゴルフの普及に努め、「ゴルフ親善大使」とも呼ばれた。

 

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