名手・達人の言葉

2012.07.25

僕にも同じ立場の経験が何度もある。彼のことばかり考えている。ただ彼は32歳と若い。次の10年間で僕が勝ったメジャー4勝をしのぐはずだ。――アーニー・エルス
今年の全英オープンはアーニー・エルスが勝利したが、エルスが勝利したというより、アダム・スコットが自滅してしまったといったほうがいいだろう。

スコットが最終日、14番でバーディを奪って勝利の女神が微笑みかけた次のホールから、4連続ボギーでまさかの逆転負け。

まさにゴルフは一寸先は闇。好事魔多し!

エルスは優勝インタビューで、冒頭の「言葉」を何度か表現をかえながら、敗者のスコットをいたわった。「君ならすぐに立ち直れる、引きずらないように、深刻に受け止めないようにと伝えた」

エルスは優雅でゆったりとしたスウィングで知られるが、性格も温厚で“ビッグ・イージー”と誰からも慕われる。

息子が自閉症であることを公表し、基金を募り、障害者のための研究施設を造る運動も展開している。

そんなエルスの人柄がにじみ出た「言葉」であろう。

 

■アーニー・エルス(1969~)
南アフリカ・ヨハネスブルグ出身。子供の頃から高い運動能力を見せ、テニスは世界的選手になるといわれたほど得意だった。最終的にはゴルフを選び、初期は南ア・ツアーで活躍。その後、欧州ツアー、米ツアーに転進。1994年、全米オープンでは3人によるプレーオフを制して優勝。3年後の97年、2度目の全米オープン優勝。02年には全英オープンも制する。そして12年、10年ぶりのメジャー、2度目の全英オープン優勝。米ツアー19勝、欧州ツアー他41勝(2012年7月23日現在)。このなかには日本でのダンロップフェニックス(93年)、ワールドカップ(01年)なども含まれている。息子が自閉症であることを公表。基金を募るチャリティ運動にも熱心。The Big Easy(ビッグ・イージー)のニックネームで慕われている。

 

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