名手・達人の言葉

2012.07.18

硬直(テンション)は、まずグリップと歩くペースに表れる。――ボビー・ロック
この「言葉」はロックが著した『ボビー・ロック・オン・ゴルフ』のなかでいっていることだ。

ゴルフゲームのなかで最も大切なことはリラクゼーションであり、その反対に最も有害なのはテンション(硬直)であることはいうまでもない。

しかし、頭では理解していても、優勝争いになったり、100の壁が切れるかもしれないと思ったりすると、心理的プレッシャーで知らずしらずのうちに体も硬直してくる。

要は、その兆候を早くに見つけ対処しなければならないのだ。その兆候とは、グリップを強く握り締めたり、歩くスピードがせかせかと速くなってくることだとロック。

この2つの兆候が表れたら、意識してその逆のこと――柔らかくグリップし、歩くスピードをゆるめる――をして対処すればいいとロックはいっているわけだ。

ちなみにテンションには硬直の他に緊張という意味もあり、ほどよい緊張はゴルフにとって有益なこと。硬直はスティッフネスの単語が適当だという心理学者もいた。

 

■ボビー・ロック(アーサー・ダーシー・ロック 1917~)
南ア生まれ。父親は北アイルランドからの移住で、運動具店を家業にして成功。その父親から球聖B・ジョーンズの本を与えられ、薫陶を受け、18歳で南アオープンに優勝。38年プロ入りした年にニュージランド、アイルランド両オープン、次の年にはオランダオープンを制している。米ツアーへは47年から2年半参戦し、59試合に出て13勝、2位が10回と赫々たる戦績を残している。その後、なぜか米ツアーへは背を向け、49、50、52、57年と全英オープン4回優勝。他にフランス、アイルランド、スイス、ドイツ、エジプト、オーストラリア、メキシコ、カナダの各オープンも制し、コスモポリタンの面目が躍如している。

 

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