名手・達人の言葉

2012.04.04

ゴルフはスキルに関係なく、誰でも愉しめること。同時に努力した者、技術ある者が良い結果を得なくてはならない。そういうコースを造りたい。――ボビー・ジョーンズ
これは今週行われるマスターズの創始者、ジョーンズがオーガスタ・ナショナルGCを造成する前、設計者のアリスター・マッケンジーと交わした「言葉」だ。

「ラフやバンカーなどに必要以上に左右されることなく、様々なスキルの人を満足させるためにはグリーン周辺のプレーを難しくすること」とマッケンジー。

元は園芸・果樹園だった土地で多彩な樹木、花々は豊富。美しい自然の中で誰もが愉しめるプライベート・コース。ジョーンズの友達は上手い人ばかりではなかったのだ。「ジョーンズが造ったビギナー向けコース」とニューヨークタイムズが酷評したこともあった。

そもそもマスターズという名称も「自己顕示欲が過ぎる」とジョーンズが反対し、5回目までは「オーガスタ・ナショナル・インビテーション・トーナメント」だった。

しかし、ジョーンズの意志をも上回る名声で、自然発生的にマスターズの名称がついたのはご存知の通り。

そんな歴史の経緯を知ることで、今年のマスターズTV観戦が球趣をそそられれば幸甚である。

 

■ボビー・ジョーンズ(1902~71年)
米国ジョージア州アトランタ生まれ。父親がゴルファーで生家も庭がゴルフ場続きであり、5歳で自然にクラブを握る。14歳で全米アマに出場。その後、数々の選手権に優勝。特に1930年には世界の4大タイトル、全米、全英両オープン、両アマに優勝、年間グランドスラムを達成。この記録はいまだに破られていない。全英オープンに勝ち、祖国に凱旋した時は国民的英雄となった。これを契機にアマのまま引退。故郷アトランタに戻り弁護士活動の傍ら、オーガスタナショナルGCを設立、マスターズトーナメントを主宰。4大メジャーの一角を担っている。不世出の球聖として歴史にその名を刻む。

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