名手・達人の言葉

2012.03.28

ベン・ホーガンはワイングラスを満タンにし、それを左手で持ってこぼれない持ち方が自然なグリップだと教わったと、林のおとうちゃんはいってた。――尾崎将司
林のおとうちゃんとは、今年正月早々亡くなった林由郎。林は、ジャンボ尾崎がプロゴルファーを目指して修行した習志野CCのヘッドプロで、いわば師匠筋に当たる。

林はフックで悩み、フェードをマスターしてから大成した。フックを克服し、稀代のボールストライカーと称されたホーガンのグリップの助言は、林の胸に深く届いたのだろう。

尾崎もまたフェード、さらにはドローをも駆使して日本ツアーでのとてつもない勝利数――おそらくこれからも破られないだろう――をもぎとった。

なぜこんな長ったらしい表題の「言葉」をとりあげたかというと、「名言」にはこのように継続性があるということをいいたかったのである。

これらの継続する「言葉」は極上のワインのように芳醇な香りを放つ。

 

■尾崎将司(おざき・まさし、1947年~)
1947年、徳島県に生まれる。幼年時から野球に熱中し、海南高では投手、4番バッターで選抜甲子園で優勝。卒業後プロ野球・西鉄ライオンズに入団するも、芽が出ず、プロゴルファーへ転身。70年プロテスト合格。そこから天賦の才能は花開き、遅咲きのライバル青木功とともに、日本のトーナメント隆盛の礎をつくった。勝利数113(うち海外1勝)。賞金王になること12回。国内では圧倒的な数字を残している。何より驚かされるのは79年から7年ほど不振に陥ったが、そこから復活し、再び尾崎時代を出現させた。世界のスポーツ界でも稀有のことであろう。ただ画竜点睛を欠くのは、青木功が米ツアーで活躍し、殿堂入りを果たしたのに対し、海外参戦へは消極的であったことだろう。しかし国内戦績だけで2010年、世界ゴルフ殿堂入り。いかに国内での戦績が図抜けていたかの証左であろう。

 

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