名手・達人の言葉

2012.03.21

もしスニードが今後裸足でプレーするなら、私はキルトをはいてプレーする。――ジーン・サラゼン
1942年、マスターズ。サム・スニードはマネージャーの知恵者、フレッド・コーコランから助言を得て、裸足で出場し、いきなり1、2番でバーディをとった

木こりをやったりして“自然児”といわれたスニードの資質を見抜き、コーコランの入れ知恵が功を奏したかに見えた。

ここで同伴のサラゼンが「ここをどこだと思っているんだ。みっともない格好はするな!」と怒りの抗議。

スニードはしぶしぶ靴をはいてラウンドしたら、その日は78と大叩き。コーコランの入れ知恵も水泡に帰した。

表題の「言葉」はラウンド後、サラゼンが語ったそれだ。それにしてもサラゼンの“スカート”姿も見たかった気はするが(笑)。

これを読んだサンフランシスコ市長のアンジェロ・ロッシのジョークが奮っている。

「もし裸足で100を切ることができれば、わしは明日からでも靴を脱ぐよ!」

 

■ジーン・サラゼン(1902~1999年)
ニューヨーク州ハリソン市にイタリア系移民の長男として生まれる。貧しい家計を助けるため10歳でキャディになる。17歳で学校は中退。大工の見習いになるが、大病。その後パブリックゴルフ場につとめプロゴルファーへの道が開けた。20歳のとき、「マッチの鬼」といわれたウォルター・ヘーゲンを破り全米プロに勝ち、メジャーでの初勝利をもぎとる。28年には全英オープン、30年全米オープン、33年にはあの有名な15番のダブルイーグルでマスターズを制覇し、世界で最初のグランドスラマーに。ゴルフ殿堂入りもしている。日本ではかつて行われていたトーナメント「ジュンクラシック」のホストとしても親しまれた。

 

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