名手・達人の言葉

2011.12.21

ゴルフというゲームを単に娯楽とみなすならば、その人にとってゴルフは永遠に解けない謎となるだろう。――ジョン・ヘンリー・テイラー
ゴルフは端的にいえば、幾種類かのクラブを使ってボールを直径108mmのホールへ入れるまでの打数を競うゲーム。しかし、ゴルフにはそれだけでは説明できない“深遠さ”が存在することも確かである。

天候や自然条件が違うとしても、同じプレーヤーが70台のスコアを出した次の日に90台を叩いてしまう不思議。

30cmのパットなら小学生でも入る距離だが、それが試合での優勝を決めるパットになれば永遠の長さに匹敵する距離に早変りしてしまう不思議。

03年、倉本昌弘が当時の新記録59を出した時、こう言っていた。

「プロ入りして22年、たった1日だけ特別な日だった。それも、予感も前触れもなく、突然来て突然去っていった……。不思議の一言です」

こんなゴルフの深遠さを、1800年代のゴルファーがすでに「言葉」に遺していたのである。

 

■ジョーン・ヘンリー・テイラー(1871~1963)
イングランド、ノースデボン出身。貧しい労働者階級の家に生まれる。10歳頃からキャディを始め、自身も自然にゴルフを始める。168cmと小柄だが、天与の才があったのだろう。メキメキ上達し、1893年に全英オープン初出場を果たし、次の年には全英のタイトルをもぎとってしまう。以来、全英オープンでは2連覇を含む5勝。19世紀後半から20世紀にかけて、ハリー・バードン、ジェームズ・ブレイドと並んで「3巨人」と称された。なにしろ1894年から1914年の21年間で、全英オープンのタイトルがこの3人以外の手に渡ったのはたった5度しかないのだ。

 

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